伝統工芸品の独創性について

「第24回全国竹芸展」の図録が届きました。アマチュアも、プロも出品するこの展覧会で、受賞する作品と他の作品に何か違いがあるということをいつも感じてきました。

今回の図録の総評に、技術的な面と伝統的な作品の中に独創性がどれだけ編み込まれているかという視点で評価していることが書かれていました。

技術的に優れた作品に見えても、個人の感性が編み込まれているかどうか、それが、第一印象となって個性として感じられるものなのでしょう。おそらくそういう作品が入賞しているのです。

私は、竹のクラフトから竹工芸と方向性が違う教室で習う中で、課題の作品を作ってきました。でも、今自分が作れる作品というのは、課題の作品の枠から出られないと、感じるようになっていました。

そんな時、伝統工芸展の勉強会で、木工の先生が自分の作品を作るためのアドバイスをしてくださったことがあります。そして、今の教室でのデザイン講習のときも基本的に同じことを学びました。さらに、今回この展覧会の総評でも同じことが書かれていました。おそらく、ある程度の型がある伝統工芸の中で独創性を表現する奥義みたいなものなのだと思いました。

そういう視点で再度図録の作品を見ると、賞を取っていない作品には確かに私のように教室の課題から抜けきっていない作品だとか、様々な技術を駆使しているけれど個性の主張が弱い作品が多いということが見えてきました。(なぜ、こっちが受賞するのかと思う場合もありますが)

全国竹芸展の図録の総評に、書かれていた審査の視点と助言をまとめると次のようなものです。

●工芸としての視点
・素材に対する理解
・確かな技術

●独創性の視点
伝統的な造形に基づきながら独創性で枠を広げるためには、個々の感性を作品に編み込む必要がある。

●感性を磨くためには。
・日常の風景や自然の中で自らが何に感動するのか観察
・「美」を感じるものをよく観察・追及。
・表現したいものが見いだされ、自ずと独創的な形が生まれる。

 

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網代編花籠「志」と落款

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網代編みの小さい花籠にも漆を施し完成済みです。

完成した頃、教室で展覧会出品のために箱を注文されていました。私の作品は桐箱におさめるほどの作品ではないのですが、物は試しと思って一緒に箱を注文してもらいました。

ところが、箱には箱書きというものをするということで、箱の表には作品の名前、そして箱の内側には作者の名前と落款を押すとのことでした。

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オリジナル四つ目編みの花籠「雫No.2」

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紹介が途中になっていた籠の事後報告です。

作成途中までの紹介し、落としを作っている所まで紹介していたオリジナルの四つ目編みのはな籠は完成しました。落としの染色の時まで紹介していましたが、漆で仕上げをして完成しています。

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献花

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裏山に登る道の脇に山の神が置かれていて、子供の頃、毎年大晦日になるとしめ縄を供えに行っていました。

近所の家でも何軒か同じように供えてあったのですが、いつの頃からか廃れてしまっていました。

竹を切りに近くまで行った時に、山の神様はどうされているかと様子を見に行くと、土に半分埋もれておられました。

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門松2019

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今年も門松を作りました。2種類作って見ました。

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謹賀新年

本年もよろしくお願いします。

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旧年中は、ほとんどブログの更新をしませんでしたが、決して竹籠をやめたわけでも、ブログをやめたわけでも、ありません。

どうぞ、時折、訪れてくださるとありがたく思います。

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しめ縄なう(2019年用)

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年も押し迫った30日、しかも日が暮れてからようやくしめ縄を綯い始めました。

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「線の造形、線の空間ー飯塚ろうかん斎と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸」展

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東京虎ノ門の智美術館で開催されている「線の造形、線の空間ー飯塚ろうかん斎と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸」展に行って来ました。
智美術館は本来は陶芸の美術館なのですが、今回、竹の企画をされたとのことです。

「線の造形、線の空間ー飯塚ろうかん斎と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸」展

場所:菊池寛実記念智美術館(東京都港区虎ノ門)
会期:平成30年4月14日~7月16日まで

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一汁一菜

土井善晴(家庭料理研究家)の「一汁一菜でよいという提案」という本を読みました。

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竹藪の道の修繕をしています

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毎年のことなのですが、竹藪への道が台風などの雨で水路が土砂で埋まり道を洗って崩れて車が通れなくなります。それをこの時期、竹藪の仕事をするためには道の修繕からしなければなりません。

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