謹賀新年2021
あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
年賀状をいただきました方ありがとうございます。昨年は年末にまとめて更新しただけとなり、失礼しました。
また、新型コロナも気を抜けない状態は続きますが、十分に用心して乗り切りたいと思います。来年の今頃にはマスクなしで笑っていたいものです。
あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
年賀状をいただきました方ありがとうございます。昨年は年末にまとめて更新しただけとなり、失礼しました。
また、新型コロナも気を抜けない状態は続きますが、十分に用心して乗り切りたいと思います。来年の今頃にはマスクなしで笑っていたいものです。
教室の課題の籠です。この籠は苦心しました。
口をつぼめるのが遅く、見本よりも背が高く、そして口が小さくなりました。それが失敗だということを後から思い知りました。口から手が入らないのです。そして、背が高いので深い。手が入らないと籐でかがるのがとても難しいのです。
表から内側に差し込んだのをまた表に出さなくてならないのです。手が入らないとどうしたものかと悩みました。結局それを補助するピンセットを竹でつくって何とか克服しました。
この籠は結構不運で、今年の春には染色まで終えて後は漆というところまでできていました。ところが、新型コロナで教室が休みになりました。そうこうしているうちに、夏の間に、おとしに虫がついて穴が開いてしまいました。熱湯処理で何とか虫の害は止まりました。貫通していなかったのが救いでした。
教室再開後、おとしの染色、籠とおとしの漆を終えました。ほぼ1年かかりました。ところがまた、感染拡大で教室が休み。3回目の漆を塗りおえて、おとしはまだ教室に預けたまま。いつになったら花を生けることができるのやら・・・。
簡単な竹細工を教えてほしいということで、コースターを試作しました。
しかし、教える話が流れて、日の目を見ることはありませんでした。これも使ってます。
このコースターは、以下の本を参照してつくりました。
網代編みの箱は使い勝手もよくて、竹籠になじみのない人にも評価がよいので、以前から作りたかった籠でした。2019年はこの籠にとりくみました。美しくはなかなか作れませんが、何とか形にする自信ができました。
箱部分とふた部分の合わせが難しく苦戦していましたが、作るうちにずいぶんと上達してきました。当初は立ち上げるのところもおかしく、野暮ったい感じでしたが、先生が細いひごで作れば完成度が上がるというアドバイスをもらい、細いひごで編むようにし、さらにふたには模様をつけるようにするなど、工夫ができるようになりました。
筆箱 とおにぎりケースとして現在実際に生活の中で使っています。
この籠は教室でアドバイスももらいましたが、基本的に以下の本を参考に作りました。
田中 瑞波 監修: かごと器を編む 竹細工 上達のポイント (コツがわかる本!)
2020年、コロナで始まりコロナで終わる。そんな大変な一年でした。
そしてブログを振り返ると、何も更新できていませんでした
でも、竹籠をやめたわけではありません。竹籠の教室も長期の休みになったりして作品が作れていないのですが、こつこつと取り組んでいます。教室の休業で課題で完成したものほとんどなく、作成途中で止まったのがいくつかあります。
さて、この1年というか昨年からなのですが、網代編みにはまって弁当箱のような蓋付きの箱をいくつか練習で作りました。火曲げなど苦戦しましたが、おおむね思うように曲がってくれるようになりました。
これで、筆箱を作り実際の生活の中で積極的に使うようにして、周りの人に竹籠の魅力を感じてもらえるようになったらいいなぁと思っています。また、ご近所さんが家に来たときに「竹の籠もいいなぁ」といわれたら作って、あげるようにしています。
竹籠普及に細々と取り組んでいます。
竹籠を始めた頃の10年後の想定は何でも編める人になっているはずだったのですが、精進が悪く、まだまだ不細工な籠しか編めず反省ばかりですが、自分が考えて今ある技術で自分の籠を編むことが今の目標かなと思っています。
あけましておめでとうございます。
昨年は、ここで更新がんばりますとか書いた覚えがありますが、結局あまり更新できてませんでした。わざわざ来ていただいた方には大変失礼しました。まず、昨年の非礼をお詫びします。そして、本年もなにとぞよろしくお願いします。
さて、年をまた重ねてしまいましたが、竹の腕はそんなに伸びないのが情けないです。初めて随分となりますが、当初今の私の年になっているころには凄い腕前になっていることを想像していましたがそんなことはなく、自分の作品というものに辿りつけないでいます。
今年は、自分のオリジナル作品に花を生けて見ました。もったいなくていままでは籠を飾っておくだけだったのですが、やはり花籠。花を生けてなんぼだと思い飾って見ました。
「第24回全国竹芸展」の図録が届きました。アマチュアも、プロも出品するこの展覧会で、受賞する作品と他の作品に何か違いがあるということをいつも感じてきました。
今回の図録の総評に、技術的な面と伝統的な作品の中に独創性がどれだけ編み込まれているかという視点で評価していることが書かれていました。
技術的に優れた作品に見えても、個人の感性が編み込まれているかどうか、それが、第一印象となって個性として感じられるものなのでしょう。おそらくそういう作品が入賞しているのです。
私は、竹のクラフトから竹工芸と方向性が違う教室で習う中で、課題の作品を作ってきました。でも、今自分が作れる作品というのは、課題の作品の枠から出られないと、感じるようになっていました。
そんな時、伝統工芸展の勉強会で、木工の先生が自分の作品を作るためのアドバイスをしてくださったことがあります。そして、今の教室でのデザイン講習のときも基本的に同じことを学びました。さらに、今回この展覧会の総評でも同じことが書かれていました。おそらく、ある程度の型がある伝統工芸の中で独創性を表現する奥義みたいなものなのだと思いました。
そういう視点で再度図録の作品を見ると、賞を取っていない作品には確かに私のように教室の課題から抜けきっていない作品だとか、様々な技術を駆使しているけれど個性の主張が弱い作品が多いということが見えてきました。(なぜ、こっちが受賞するのかと思う場合もありますが)
全国竹芸展の図録の総評に、書かれていた審査の視点と助言をまとめると次のようなものです。
●工芸としての視点
・素材に対する理解
・確かな技術
●独創性の視点
伝統的な造形に基づきながら独創性で枠を広げるためには、個々の感性を作品に編み込む必要がある。
●感性を磨くためには。
・日常の風景や自然の中で自らが何に感動するのか観察
・「美」を感じるものをよく観察・追及。
・表現したいものが見いだされ、自ずと独創的な形が生まれる。
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