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こそげへら

Petc2_5  筍の水煮の缶詰を作る作業工程の中で使う竹のへらを作りました。
 筍の水煮は、掘ってきた筍の先端を押し切りで切った後(註1)、皮をつけたまま大きな釜で煮ます。沸騰してから1時間程度です。その後、水槽に移しある程度さませたら、包丁を縦に入れて皮を剥がします(註2)。整形、選別、その間の3日ほど水にさらして製缶工程にはいります。

 整形作業は、株の堅い部分を捨てたり、大きい物はスライスしたり、痛んだ部分の除去を行います。そして、こそげます。”こそげ”というのは、先端の姫皮や節の所にのこる薄い皮を取り除く作業です。この”こそげ”にこの竹へらを使います。

 前置きが長くなりましたが、この竹へらを母から作ってくれと頼まれました。今まで使っていたへらは曾祖母が作った物で30数年使われていました(写真左端。写真右端が一番最後に作ってうまくできた物です。裏側を撮影しています。)
 今まで手伝っていてもどのようなものが使いやすいかを考えていませんでしたので作るのも困りました。刃の部分を鋭くした方がやりやすいかと思って薄めに作りました。しかし、実際に使ってみると、先だけ鋭くし元にくるほど丸みをつけたほうが使いやすいなと思いました。が、そのうち角も取れてくるでしょう。

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註1:先端は皮が重なり合っていて、煮た後に皮をむく作業がやりにくいため、ここで落としておきます。火の通りもよくなります。手間がかかるので、この作業を省くところも多いようです。
註2:皮をつけたまま1日程度さらしていることもあります。

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コメント

筍の水煮缶を作られているんですね。
この時期には生産に追われるのでしょうね。
”こそげへら”曽祖母様からのバトンタッチですか、長い間使い込まれているんですね(@_@)
筍はやはり、大釜で皮付きのまま茹でた物は味に差があり美味しいですよね!!
お疲れ様ですが頑張ってください。

投稿: キッコちゃん | 2006/05/04 15:40

早朝に筍を掘って、軽トラに満載にして帰ってきて、すぐに煮る準備をし、前日に煮た物の処理をして...と、夕方まで続くので大変です。

こそげへらは使い慣れてくると案外使いやすく好評でした。新しいのを作ると父が言っていたそうですが、作らないままこれまできたようです。

約1m30cm四方で深さもそれくらいある釜で沸騰してた後1時間程度煮ています。米ぬかを使うとよく言いますが水のみで煮ています。

投稿: 幸雲 | 2006/05/07 20:58

へえー (処理する筍が)たくさんある時はやっぱり専用の道具があるのですね。軽トラに満載ですか!

私は今年初めて干し筍を作ってみたのですが、あれだけ量があったのに干したらものすごく小さくなってしまい、こんなことならもっと掘って来ればよかったと思ったのでした。
(例年、ゆで筍の処理?に困ってたので・・・)
来年は私もヘラ作ってみようかしら?

投稿: パンダ | 2006/05/07 22:02

そうです。軽トラにコンテナに入れた筍を2段。多いときにはさらにもります。積載オーバーですね。昔は2台分とかいう時もありました。筍の景気が良かった時代ですね。父も若かったし。
満載の写真がないのが残念ですね。

干し筍っていうのは、シナチクみたいになるのでしょうか?

投稿: 幸雲 | 2006/05/08 19:28

干し筍は九州特産みたいですね。大分では結構どこの直売所でも(道の駅とか)売られています。

大抵は縦半切りにしてあって、2等辺三角形みたいになってます。こんな感じ。
http://e-hamasaki.com/000021.html
3年位前に食べたきりなので味は忘れてしまいましたが、思ったほど大きく戻らなかったのがくやしかったことはやけに覚えています(笑)

投稿: パンダ | 2006/05/08 22:50

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