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大絵巻展

 京都国立博物館で行われている大絵巻展にこの前行ってきました。会期は4月22日から6月4日です。この展覧会は巡回しないそうなので、関心ある方はぜひ出かけてみて下さい。

 絵巻物を初めて接したのは、和歌山の道成寺でした。「道成寺縁起」を巻物をくりながら住職が語るというものを見て、面白いなと思いました。その時に、絵巻物は少しずつ広げて読み終わった部分は巻き取りながら、見るのだと知りました。色々な手法が工夫されており、動きのある紙芝居のように感じたのを覚えています。
 
 海外でも日本の漫画やアニメが注目を集めています。この文化の源流にあるのがこの絵巻物だと言ってもいいのでしょうね。

 さて、この展覧会の目玉は、国宝の「源氏物語絵巻」「鳥獣人物戯画」です。知名度がある作品だけに、ものすごく混んでいました。日曜日に行ったのですが、この2つの絵を見るために1時間ほど館内の列に並びました。絵巻物ですので、横に長くなっています。物語を追って見ていきますので列がなかなか進みませんので見学するのも疲れてしまいました。

 でも、鳥獣人物戯画の甲巻は面白いですね。いくら眺めていても飽きません。私はこの絵巻物の登場人物(?)の中では蛙が好きです。ユーモラスですからね。眺めていると笑ってしまいます。他にも「十二類絵巻」が物語や絵ともに気に入りました。あらすじは・・・
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 十二支の動物たちの歌合わせに判者として招かれた鹿がもてなされるのを見た狸が、次回は自分がと申し出た。しかし辱められ、十二支に入っていない狐や熊などの仲間を集め十二支の動物と合戦をする。しかし、惨敗し復讐を試みるが挫折。やがて発心して、妻子と別れて出家する。
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というものです。絵巻物は、絵本か紙芝居のように、物語を文で書かれた部分と絵の部分が交互に繰り返されます。しかし、この十二類絵巻には画中詞といわれるせりふが絵の横に書かれています。まるで漫画ですね。図録の解説をみると物語とは直接関係ない雑談的な台詞のようで、洒落などが書かれて場の雰囲気を盛り上げているそうです。

物語を全巻楽しみたいと思うものもありました。一場面だけというのが残念でした。帰りに物販コーナーで、つい鳥獣戯画甲巻のミニュチュア巻物を買ってしまいました。

下のリンク先で全画像が掲載されていました。展覧会に行けない方はこちらでお楽しみ下さい。

鳥獣戯画甲巻の全画像(http://akituya.gooside.com/choujyu_allall.htm

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