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全国竹工芸展のサイト

 アマチュアの竹工芸展が年に1回、栃木県大田原市において行われているようです。このサイトは以前紹介したのですが、画面がどうも竹工芸とは関係ない動画なので、作りかけで放置されているのかと思っていました。しかし、毎年夏頃に、募集要項がのったり、コンテストの後は受賞作と講評が掲載されています。今年も更新されると思います・・・たぶん。関心のある方は、たまにチェックしてみて下さい。

(2007.6.30現在第11回の作品が掲載されています。 大田原市出身の人間国宝の勝城蒼鳳氏も審査されているようで講評も掲載されています。)

(2008.12.13追記 以前は作りかけたようなサイトでしたが、現在きちんと整理され過去の受賞作品などがきちんと整理されています。それぞれにその時々の総評も掲載されています。この総評は含蓄のある文章で、展覧会がどのような作家を作家を育てようとしているのか、竹工芸をどう考えるのかということが明確に書かれています。この展覧会に出品される方のみではなく、竹細工をしている方は読む価値があるのではないでしょうか。)

全国竹芸展http://www.nasu-net.or.jp/~chikugei/

主催: 全国竹芸展実行委員会
主管: 栃木県竹芸協会
後援:
 文化庁 、栃木県、大田原市、大田原市教育委員会、竹文化振興協会、NHK宇都宮放送局、下野新聞社、読売新聞社、毎日新聞社、朝日新聞社、産経新聞社、栃木放送、とちぎテレビ、レデイオベリー、大田原商工会議所、大田原文化協会、(財)那須野が原文化振興財団

第11回から「アマチュア全国竹工芸展」から「全国竹工芸展」に改名されたようです。アマチュアの定義の検討ということで、改名の理由が総評に長く語られています。師の形をなぞる作品が増えてきたそうです。日原公大審査委員長の総評から一部抜粋して紹介します。おっしゃるとおりだと思います。

 同じ型踏襲する行為が延々と続くのが単純に伝統だとしたら大変なことだ。伝統という言葉を辞書で引くと「民族や社会、集団の中で思想や習慣、様式、技術など、規範的なものとして受け継がれてきた事」とある。その伝統に美という一文字が付くと受け継がれてきた様式や技術の中に作り手の感性が要求される。なぜなら感性こそが美と直結した大切なエネルギーであるからである。美を追求した先人の偉業を後世まで守る意味は大いにある。が、唯同じ「形」や同じ「こと」を踏襲するだけでは伝統にならないと思う。今に生きる人の感性と伝えるべき伝統の思いを作品に包み込まなければ、そこに残るのは刑骸だけである。繰り返すが先人が残した形式や技術を習得するのみでは歴史の新たなページは開くことは出来ない。

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「成長か、安定か」と問いかけてください。

 今日の新聞で参院選挙に向けての自民党のCMが取り上げられていました。

 CMの最後には首相が「さらなる成長か、逆行か」と国民に問いかけるとか・・・。写真が載っていて、首相の横のアップの横に「成長か、逆行か。」と書かれている。はっきり言って、もう疲れました。前首相は改革のために痛みを我慢しろと選挙で言っていました。多くの人がそれを選択して今の結果があります。

 成長したといっても実感ないし。減税が廃しされるし。そのうえ改革しなければ成長がとまるという脅迫概念みたいなのを植え付けようとしています。改革しなければならないこともあるでしょうが、しなくてもいいものまで改革しているのではないかと感じます。痛みを国民に我慢しろといっておいて、成長してると言う割りには我慢した国民のところまでは恩恵はない。そこにきてまた「成長か、逆行か。」という成長を選ばなければ非難でもするかのような二者択一。まるで、我慢することを選んだことを自己責任とでもいうようにまだ成長のために我慢しろと言っているかのようです。

 私は、首相の問いは「NO」と答え「安定」もしくは「底上げ」を求めます。改革もどこかおかしい。例えば教育問題も愛国心を入れて教師の免許を更新するだけで全て問題が解決したかのよう。改革の中身がどうも薄っぺらい。議論されている節がない。自民党の意見をごり押しするのが政治と勘違いしているかのようです。改革を性急にするより、持続する制度を作ってもらいたい。そして、ここは立ち止まり、成長を国全体のものにして欲しい。

 そんなことを思いつつ、別の記事を見たら、「個別利益の代表を」という記事がありました。そもそも自民党は金持ちや経営者の主張を実現する党でした。そして、その反対の多くの労働者の利益を代表していたのが今はなき社会党。その対立する利益を政治が調整して物事を決めていた。政治の働きはもともとそういうもの。ところが、今は労働者層を代表する政党がない。民主党は自民党との違いがよくわからない。「郵政民営化賛成か、反対か」という小泉氏にだまされて国民は熱狂しました。小泉氏が庶民の代表と思った人もいるかもしれません。でも、色々と問題が出てきたように結局、お金持ちサイドの意見を代表する人だったのです。

 二大政党制と言いますが、今の二大政党はどうも国民を見ていない。声の小さな意見が見落とされている。だから、イエスかノーかという単純なことを言い出す。それを拾う政党になって欲しい。私は無党派です。だから、支持政党はありません。しかし、政党のバランスには関心があります。今回の選挙ではどちらの大政党にもぴりっとしてもらうため、どちらも想定していないあの政党が得票をのばしたら良いと思っています。それで危機感を感じて欲しい。でも、まぁ、そんな風にはなかなかならないでしょうけどね。

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教材番号23「3本網代編み手付き籠」途中経過

Pkagono23h  教材番号23「3本網代編み手付き籠」の続きです。なかなか細かい作業がいる籠で、まだ完成はしていません。今回は、籠の底の四隅に補強と飾りをかねた竹を取り付けました。

 竹ヒゴを曲げて籐皮で「虫かがり」というかがり方で取り付けます。この、かがり方を忘れてしまっていて、教室ではなかなか進みませんでした。わかってしまえば、簡単でした。

Pkagono23g  虫かがりの高さは、見た目に重くならない程度ということでした。なかなか難しいのですが、結び目が1~2つ分多くなってしまったかなと思っています。
 後、手を付けたら完成です。

---作成途中の記事-----
教材番号23「3本網代編み手付き籠」 

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あたり

 まったくついていない一週間でした。弁当を食べようとしたら弁当箱のフックが壊れていて、その弁当を食べた私のお腹も壊れてしまいました。

 医者は胃腸炎と診断しましたが、もしかしたら食中毒ではないかと思っています。この季節の弁当は要注意ですね。保冷剤を入れていたのに・・・。仕事に行ける状態ではなく結局3日休んでしまいました。何も食べられなくなってしまいました。どんなごちそうがテレビに映っても吐き気がしていました。健康の大切さをしみじみと感じました。

 お腹が痛い時は使い捨てカイロをお腹に当てると楽です。お試し下さい。

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教材番号23「3本網代編み手付き籠」

Pkagono23a 教材番号23「3本網代編み手付き籠」です。もっと早く紹介しておけばよかったのですが、今回はもう完成間近です。網代編みは工夫次第で色々な模様が表現できるようなのです(註1)。ところが、今の私はヒゴの本数えて編むので精一杯。間違えては、ほどく。これを何度も繰り返しました。まだまだ網代編みは初心者です。

Pkagono23f さて、今回は宿題を着実にこなして結構早くできました。次の教室までに縁巻きをしておこうとやってみました。ここまでは順調で、我ながら良くできたと編み、立ち上げと各工程で満足していました。ところがとうとうやってしまいました。縁竹に5本巻くところを3本で4分の1巻いてしまったのです。巻始めの位置は先生に教わった場所に鉛筆で数えて印をつけていたので問題はなかったのですが、なんでこんなミスをしてしまったのか・・・・。しばらく脱力でした。

 しかたないので、ほどいてまき直しました。それをしたために、縁竹を止めてある針金がゆるんで思っていた口のサイズより少しだけ広がってしまいました。さらに、問題が発生しました。今回の縁巻きでは縁だけの下に細い竹を回し、それに掛けて巻いていくのですが、しっかり巻こうと力を入れた時、折れてしまいました。しかし、私も経験を積んできました。ちょうど5本巻くところの真ん中でしたので、ちぎれないように、ごまかしながらなんとか巻き終えました。

Pkagono23c  なんとか完成しましたが、縁竹の作り方がよくなかったのか、若干、口の形がいびつになりました。次回、籠の底の部分に飾りを付けて、手を付けて完成です。

【註1】エコラフトではkamihimiのさとかさんのスノーオレンジサボテンピクニックなど。
伝統工芸なら小竹さんの網代編み「雅」、文人籠「爽」、文人籠、文庫「 爽 」。
雑閑のtomokoさんのこの記事

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竹職人さんの暮らしを綴るサイト

 竹籠を生業とされている方の生活を穏やかに綴られているtomokoさんのブログを紹介します。とても読んでいて心地よい文章を書いておられます。掲載されている作品も素敵です。

 
 雑閑 ~竹やの暮らしの置き処~http://kann.blog65.fc2.com/
 竹と木の手仕事 閑 (http://www.eva.hi-ho.ne.jp/kann/

 記事の中で共感したものがありましたので、それを紹介します。

手道具が廃れていく

「竹の魅力と活用」の紹介の記事でも書きましたが、竹製品はプラスチック製品に追いやられ日用品としては目にするがほとんどなくなりました。その竹製品ですら輸入品の廉価なものに押されています。筍も多く輸入されており国内産は価格競争に耐えられなくなり減少しています。それ以前に、食生活の変化で筍の消費自体が落ちているのが実感としてあります。
 
 その結果として竹林は放置され無惨な竹林が増えています。美しい竹林を見て育ってきた私はとても悲しく思っています。竹と人間はとても密接な関係で長い間暮らしてきたのに、竹が悪者扱いされるのもかわいそうです。

 tomokoさんの視点は少し違いますが、どこか共通した問題が根底にあります。実際に筍を掘る道具の作ったり修理していた鍛冶屋さんが高齢で廃業されると次に頼む鍛冶屋さんを探さなければならないのです。今年帰った時も父がそんな話をしていました。そんなことを考えると、やっぱり、市場原理で勝ち残った物が良い物だする現代社会の価値観に疑問を感じるのです。

ちょっと、主張してしまいました。紹介の記事からそれてしまいました。すみません。

《余談》
 ご主人は別府高等職業訓練校(竹工芸科)を出ておられるとのことです。竹の世界ではこの学校は一大学閥なのですね。

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ケガを乗り越えて竹細工に挑戦

 水俣のカゴ屋さんにおしえてもらいながら、竹細工に挑戦されている方のブログがありましたので、紹介します。

脊髄損傷 がんばれ!父さん 一発逆転ブログ (http://blog.livedoor.jp/billikenking/ )

 すでに、別の記事にコメントを頂いています、ビリケンさんのブログです。大変なケガをされたようで、リハビリを続けながら新しい趣味として竹細工を始められたそうです。

 ヒゴを引いておられる写真が掲載された記事をみて、「負けたな」と思いました(^^;)。また、竹割り包丁で手を切った写真は他人事とは思えませんでした。私もやったことがあります。しのさんが、教室で5針も縫うケガをした人がいたと以前おっしゃっていました。気をつけないとと思います。

 

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苔玉の花も綺麗ですね。

 美しい花の苔玉をつくっておられる方のブログがありましたので紹介します。

苔玉の四季&のんびりライフhttp://blog.goo.ne.jp/hagitiyo

 偶然、私のブログを紹介されていたのがわかって、おじゃましたhagityoさんのブログです。竹籠に花を飾るのもいいのですが、苔玉もすてきですね。

 ブログでは他に、田んぼや、花の写真など自然の風景。そして野性的な猫の写真も・・・。

 竹にも興味をお持のようです。竹に苔玉を載せて見ても綺麗かもしれませんね。

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魚籠の作り方を紹介したサイト

 最近、アクセス解析を見ていると、「魚籠 作り方」という検索をして来られる方がおられます。魚籠の花籠でヒットするのだと思います。偶然にも私のブログに立ち寄られたのです。せっかくですので、本物の魚籠の作り方を紹介されているサイトがありますので、そちらを紹介しておきます。

遡馬鹿 渓酔会(http://www4.plala.or.jp/keisuikai7/index.html

 渓流釣りの会のサイトですが、その中に手作り道具のコーナーがあります。

中野作(手作り)渓流用具
魚籠の他にもさまざまな手作りの釣り道具を紹介されています。竹のえさ入れなど竹という素材を使ったものもいくつかあります。

中野作 竹魚籠 (魚籠の写真)
竹魚籠の作り方 (作り方。寸法なども掲載されています。)

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「美しい?」それとも「苦痛?」

 毎日新聞の川柳のコーナー「仲畑流万能川柳」2007.5.31に、強烈な皮肉というか、絶妙な風刺が効いたとても味わい深いものが掲載されていました。

 「ウツクシイクニを下から読んでみろ   古河 古河苦坊」

これは、本当に良くできています。作者のカンの鋭さを感じます。
「美しい国」はある人のキャッチコピー(スローガン?)みたいなものですが、どんな国が美しいのか曖昧なままのでよくわからないのも事実です。
そして、格差社会と言われる昨今。この句は、その二つを兼ね備えた厳しい風刺として私は読み解きました。

 それは、「勝ち組」と呼ばれる人たちと、「負け組」とされる人たちの悲哀がこの句にちりばめられているからです。
 現在の景気の良さを実感している一握りの「勝ち組」が、「負け組」とされる多くの低所得層を上から見た時の国の形が上から読んだ社会。そして、「負け組」が「勝ち組」を見上げる心境と日本社会への思いが下から読んだ国の形。作者はそんな社会に対し、怒りをぶちまけているのです。

 しかし、こんなにうまく表現した言葉はありません。偶然にしてはできすぎている気がします。意味が曖昧スローガン「ウツクシイクニ」。意味が曖昧なのも、裏の意味「ニクイシクツウ」が隠されていたからなのかと勘ぐりたくもなります。
 格差社会先進国のアメリカ追随で今後もひどくなるであろう格差・・・真実味があります。こんな社会・・・本当に美しい?それとも苦痛?なんとかして欲しいと思う人は多いと思います。

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竹林整備

竹の魅力と活用」を読んで、竹林整備についてどんな取り組みがされているのかに関心を持ちネット上で紹介されているものを探してみました。参考となりそうなところを紹介します。

まずは役所のサイトから参考になるものを・・・
香川の環境
  「竹林の整備と利用の手引き~健全な森林再生モデル事業~
  香川県内の放置竹林の拡大の状況から、利用方法、地域の取り組み等、幅広い解説がされています。整備の方法などの資料もあります。香川県じゃなくても参考になると思います。良くまとまっていると思います。結構なボリュームがあるので、大変という方には、参考資料(竹林整備のための施行指針)だけみても役立ちます。

静岡県
 竹林整備ハンドブック(冊子・平成16年2月発行)
 静岡県のサイト内で紹介されている竹林整備の手引きです。平易な言葉で生態や切る竹などが解説されています(構成としては香川県が紹介していたものと同様)。小学生でもわかりやすいと思います。おもしろいところでは、ボランティアのイベントとして、竹を利用した「竹パン」や「バウムクーヘン」の作り方が紹介されています。
この冊子はPDFファイルで提供されています。(直接のリンクはここをクリック

次に取り組んだ方の記事など・・・
 ブログ
 つれづれ植木屋日記「竹林整備工事
 竹屋プロジェクト「テーマ:竹林整備

棚田再生事業 「竹林整備

紹介記事
HP
「炭焼き達人」竹林整備
はだの里地里山(神奈川県)「東地区(寺山地区)竹林整備活動報告書
NPO森林インストラクターしずおか やまがしごとの会

行政などの活動紹介
京都府 (京都府山城広域振興局)「竹のコーナー
林野庁 山口県下関(実施主体:山口県西部森林組合)「かぐや姫の里づくりの取り組みについて」
知多市「竹林づくり講座  学ぼう、つくろう、育てよう  ~竹林つくり隊~

農水省 中四国農政局「里山(竹林)再生からはじまる活力ある地域づくり
高槻市「里山を守る竹林整備の取り組み

ぎふ森林づくりサポートセンター「垂井町相川の竹林整備活動

長野県豊丘村「日本一の河岸段丘『伊那谷』再生プロジェクト
エコボランティアサポート事業 「きんたろう倶楽部「竹林の整備

竹の学校「平成竹取伝説」

などなど色んな取り組みをされていることがわかりました。検索エンジンで「竹林整備」で色々とでてきます。

新聞(リンクが切れることありますのでお早めに)
・毎日新聞「竹林美化活動:ボランティア団体、整備に汗流す--彦根・雨壺山 /滋賀」竹林整備に取り組むボランティア団体「彦根雨壺山・護林会」(大野紘一郎会長)の活動・毎日新聞「美竹林ボランティア錦川:錦帯橋近くを整備 /山口」岩国市のボランティアグループ「美竹林ボランティア錦川」(岡村寛会長ら41人)の活動
・南日本新聞「[放置竹林整備] 伐採材の新たな活用策も探りたい」(社説)

 

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田植えの季節

 米の産地などから見れば少し遅いのかもしれませんが、この土日に田植えを手伝ってきました。田植機は思うように操作できるのですが、トラクタによる代かきは、そんなにやったことがなくなかなかうまくできませんでした。

 この土日で、近所の田植えはほぼ終了しました。私の好きな光景もあと少しです。

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竹を多角的に学ぶには、この本。

今回紹介する本は、「竹の魅力と活用/竹資源フォーラム 内村悦三編」(総森社)です。この本は、竹資源フォーラムでは、会報「Bamboo Voice第20・21号(合併号)」という扱いをされているもので、執筆者にも会員の方が多数おられます。

 内容としては、竹の生産からその利用方法を、大変わかりやすく体系立てて紹介しています。竹に興味がある方や放置竹林に関心のある方等にはお薦め出来る本です。

 第1章 竹の種類と性状・特性
 第2章 竹の分布と生態・生産
 第3章 竹の伝統的な用途
 第4章 竹の現代的な利用
 第5章 竹利用での地域活性化
 第6章 竹の価値と可能性

 竹の生態や利用目的にあわせた竹林の管理、伝統的な利用(筍、籠、竿、団扇、傘、楽器、生け垣、建築、竹紙etc)、伝統行事など文化的な側面、竹のパーティクルボードや衣料としての繊維利用など新素材としての活用の紹介と幅広く竹というものを紹介しています。これ一冊で竹というものがどういうものであるかを、多角的な視点で学ぶことができます。ただ、深めるという部分では少し弱いかもしれません。
 また、楽器や竹紙の作り方も簡単に紹介されていました。ただ、楽器のところで篠笛の作り方が丁寧に紹介されていたのですが、穴をあけるところで、「寸法に基づいて指穴用に七つ印を付けます。」とあるのですが、肝心の寸法が紹介されていなくて残念でした。

 とはいうものの、なるほどなと思う事も多く紹介されていました。例えば、竹炭や竹酢液については竹を切る時期や焼く竹の乾燥具合、窯の温度で出来上がる炭の性質や竹酢液の成分が変わってくるというのです。これは、言われてみれば、当たり前なのですが、あまり考えたことがありませんでした。また、放置された竹林を「未利用資源」と言う人もあるが、これを「有用資源」とするには、目的にあった適切な管理があって初めて「資源」を「素材」に変えるのだということも再確認しました。

 実際に、プラスチック製品などに押されてしまった竹材ですが、木よりも短いサイクルで再生産ができるなど、環境破壊に繋がらず、素材としてはとても優れています。

 しかし、現状は筍や竹製品自体が輸入され日本の竹や筍の海外との価格競争にやぶれ低迷し放置されている竹藪が目につきます。美しい竹林を見て育ってきた私にとっては悲しい限りです。何とか竹の復権ができないか。この本を読んで改めて考えました。

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