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「美しい?」それとも「苦痛?」

 毎日新聞の川柳のコーナー「仲畑流万能川柳」2007.5.31に、強烈な皮肉というか、絶妙な風刺が効いたとても味わい深いものが掲載されていました。

 「ウツクシイクニを下から読んでみろ   古河 古河苦坊」

これは、本当に良くできています。作者のカンの鋭さを感じます。
「美しい国」はある人のキャッチコピー(スローガン?)みたいなものですが、どんな国が美しいのか曖昧なままのでよくわからないのも事実です。
そして、格差社会と言われる昨今。この句は、その二つを兼ね備えた厳しい風刺として私は読み解きました。

 それは、「勝ち組」と呼ばれる人たちと、「負け組」とされる人たちの悲哀がこの句にちりばめられているからです。
 現在の景気の良さを実感している一握りの「勝ち組」が、「負け組」とされる多くの低所得層を上から見た時の国の形が上から読んだ社会。そして、「負け組」が「勝ち組」を見上げる心境と日本社会への思いが下から読んだ国の形。作者はそんな社会に対し、怒りをぶちまけているのです。

 しかし、こんなにうまく表現した言葉はありません。偶然にしてはできすぎている気がします。意味が曖昧スローガン「ウツクシイクニ」。意味が曖昧なのも、裏の意味「ニクイシクツウ」が隠されていたからなのかと勘ぐりたくもなります。
 格差社会先進国のアメリカ追随で今後もひどくなるであろう格差・・・真実味があります。こんな社会・・・本当に美しい?それとも苦痛?なんとかして欲しいと思う人は多いと思います。

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コメント

まことに いい得て 妙ですね
前政権もひどかったですが 現政権には人間味がまったく感じられません
長にまつりあげられてる人物は 空っぽの人形ではないかと 私は見ているのですが?

投稿: dig486dj | 2007/06/06 12:42

なんか、出てくる政策が薄っぺらくて、肉付けするために議論が無い。数の理論でそんな薄っぺらい法案通して、大丈夫なんかなと思います。一度通ったら、簡単には後戻りできないのに。与党は国民に支持されたということで数で押し切りますが、野党も国民に支持されて出てきた民意。子供の頃、本当の民主主義は数の論理だけではなく、少数意見の中からいい物を吸い上げていくことだと教わりました。与党も野党も党利党略ばかりが先にたち見ていて辟易します。ちゃんと議論していい政策を出して欲しい。さらに、政権の長は、将来あるべき姿を語らず、おじいさんが出来なかったことばかりをやろうとしているだけに見えて、こちらにもがっかりです。戦後レジュームであるアメリカの影響も脱却どころかべったり一体化しようとしているし・・・。まさに、紹介した川柳を見て私の気分にぴったりだと思いました。

投稿: 幸雲 | 2007/06/07 23:50

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