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「いのち」について

 今日(2007.10.02)の毎日新聞夕刊の記者のコラム「憂楽帳」に「患者になった」というコラムが掲載されていました。「今年6月、がん患者になった。」というあっけらかんとして衝撃的な書き出しで始まる文章でした。

 健康診断で悪性腫瘍の可能性と言われ、検査をうけたらガンだったという。子供のことや仕事のこと、不安と悔しさに心を乱しながらも、「命あることの価値、ありがたさを切実に感じた。」と言います。怒り、喜び、悲しみ、楽しさ、右左、神仏、すべてが生きているから感じることだといいます。
 そんな生について向き合った筆者が病床で手にしたのが安倍晋三前首相の「美しい国へ」。その108ページに「たしかに自分のいのちは大切なものである。しかし、ときにはそれをなげうってでも守るべき価値が存在するのだ・・・」という言葉を見付けた筆者は「ばか野郎とつぶやきながら線を引き、×を付けた。」と文章を締めくくっています。

 私は命と真剣に向き合った筆者が、前首相の軽い言葉をせせら笑ったという風に読み取りました。しかし、妻は著書にそう言うふうに書きながらも「自分のいのちをなげうっても」やるべき価値のある仕事を投げ出してしまった前首相への強烈な皮肉だと読み取りました。なるほど。そうかもしれない。

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 ついでながら、朝刊には医者が連載するガンについてのコーナーがあります。そこで筆者の医者は出来るならガンで死にたいと書いていました。というのは、人間の死亡率は100%どのように死ぬかの違いだけ。そこで筆者は、ピンピンコロリの心筋梗塞のような突然の死に方よりも、身辺整理など死ぬ準備ができるガンで死にたいと言います。

 どちらも辛いなぁ・・・。いずれ、その時がくるのでしょうが、究極の選択です。

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