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「竹の利用調査」結果報告の紹介

琵琶湖博物館フィールドレポーター等に行ったアンケート「竹の利用法調査」(2005年実施)の結果報告です。回答者が66人と少ないのですが、あまりこのような調査がないので、面白いかと思います。

フィールドレポーターだより!!2005年度第3号(通巻26号)
2005年度第3回調査「竹の利用法調査」結果報告
 

このアンケート調査は竹の有用性やなどを考えて環境保全の一助にしようとフィールドレポーター等に対して実施されました。身の回りで、どのような竹製品が使われているか、あるいは昔は使っていたが、今は使っていない竹製品にどんなものがあるか、それはなぜ使われなくなったのかなどを問う内容です。

資料として、竹の病気であるマダケのテングス病と、さび病の写真。
アンケートに添付していたと思われる「竹」豆知識がつけられています。

概要と私なりの分析

昔と現在の竹の利用状況やどうすれば活用できるかという意見なのですが、60~70代の人の回答が多いため昔というのは、その世代が子供の頃ということなのでしょう。また、ある程度竹製品に慣れ親しんだため、現在も利用している竹製品では家事用品製品の使用率が高くなっているのだと思います。この詳細を見ると、ザル類の値が案外多いというところに世代の特徴があるように思います。

特に、現在の利用で特に大きく利用が減っているのが漁具と玩具です。ザルや団扇なども竹製品の代替品としてプラスチック製品に置き換わりましたが、今だに竹製品も目にします。ところが、玩具というのは民芸品以外は皆無になりました。この調査では自分で作ったことのある竹製品で一番多いのは玩具です。遊びの内容が変化し子供達に竹が必要ではなくなったということなのでしょう。

この竹の加工の技術の伝承は、親や身近な人が多いようです。家庭での技術の伝承が途絶えているといえるのかもしれません。

また、今使っていない理由として調査結果からは、意外にも「入手困難」という回答が一番多かったようですが、私は「生活環境の変化」が一番大きいように思います。あれば使うかどうかという問いがないので入手困難が解決されれば購入するかどうかは推測できません。おそらく、若い世代が多い調査なら結果も変わるのではないでしょうか。

放置竹林などの問題がクローズアップされます。しかし、このアンケート結果にもあるように、竹の利用の範囲は狭まっています。「竹利用のアイデア」の中にもありますが、日本の建築様式の変化により利用も減っています。そして、少ない利用方法の中でも、輸入竹材に置き換わっています。結局、国産の竹材としての利用が減っているということが問題であるのだと思います。

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» 竹製品利用の必要性(エコと竹) [Bamboo Baskets]
前回の記事の最後のまとめが物足りなかったので、もう少し深く考えてみたいと思います [続きを読む]

受信: 2008/12/02 23:46

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