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油抜きの考察

竹マニアさんが、油抜きの記事をブログに掲載されていました。切ったすぐに油抜きをするのと、一ヶ月後にするのとでは違いがあるという話題です。

折しも、私も門松を作る時に切ってきた竹の残りを油抜きをしていました。Ptake090117竹マニアさんは伐採後2日目では油抜きがすっきり出来ないと書いておられました。ちょうど私も一ヶ月に満たない乾燥しきっていない竹を利用しました。ちょうど写真一番右の竹です。今回は石油ストーブで油抜きをしたのでムラだらけです。乾燥しきっていないので切り口からは湯気が出るし、水が滴る状態での作業でした。

作業中は結構全体的に緑なのですが、時間が経つと褐色というか、濃い緑の部分が目立ち出しました。おそらく表面近くの水分が熱で奪われた時には色が抜けるのですが時間と共に内側の水分が表面近くに出てくるためのような感じがします。

ところが、この竹と同時に同じ方法で油抜きをした竹を割ったのが真ん中の褐色の竹です。割った後に天日に干しておきました。竹の内側にも風があたり、乾燥しやすく天日にも当たりやすくなっています。濃い緑だった部分が褐色に変化しました。全体的に水分が抜けてきたからだと思われます。そのすぐ隣にある濃い緑色の竹が一本だけありますが、この竹は更に細く割った物を皮の部分を日光に当てていなかったものです。割る前と同じ色をしていました。

さて、一番左の竹をご覧下さい。これは真ん中の竹を割った時に身の部分を削いでおいた物です。油抜きをした時のムラがすっきりと美しい緑色になりました。これは水分を含んでいた身竹を削いだため乾燥が進んだためだと思います。そして天日に干していないので緑色が残っているのでしょう。

油抜きをすることの目的としては、白竹にするためですから、緑色のままでは不本意です。もっと天日に干して必要があるのかもしれません。しかし、時間と共にこの緑色は抜けていきます。以前にこの緑の竹を利用して籠を作成しました。この籠は人にあげてしまいましたので、現在どんな色の変化をしているのかわかりません。

いずれにしても、最初の油抜きのムラのある状態は良いとは言えないでしょう。次回は上手く行きますように・・・。

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油抜き

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コメント

ん~ 竹の ”油抜き” ・・・ どうもタイミングが難しいです。
切った竹に明確な変化でも現れて、時期を教えてくれればいいのですけれど・・・
昨年末に切り出した竹の油抜きを、今年は一ヶ月以上乾燥させてから・・・ 2月になってから実践してみようと考えています。

投稿: 花咲JJ | 2009/01/18 17:06

花咲JJさん。コメントありがとうございます。
私の場合は少々のことでも割ってなんとかなりますが、花咲JJさんの場合は、そのまま作品に影響しますから重要な作業ですね。
白くならず、飴色になってしまってもそれはそれで味のある籠ができるかなと思っています。その時々の条件で色々な竹の表情が出てくるのも、乾式の面白みなのかもしれません。でも、本心はすかっとした白になって欲しいですね。また、色々と教えて下さい。

投稿: 幸雲 | 2009/01/18 18:38

拝見していると、やはり水分が少ないものほどうまくいくのでしょうかね。写真で見るとこうも違うものかと驚きます。割ったり身を削いだりして乾燥しやすくするべきなんでしょうね。今使いたいものが丸竹のまま使いたいので難しいのですが・・・。象牙色、白に近い白竹を見ますが、憧れます。

投稿: 竹マニア | 2009/01/18 21:16

竹マニアさん。コメントありがとうございます。
割り削ぎをしたものを比較したのは、乾燥の具合で表面がどうなるかを示したかったからです。日光や風にさらしてしっかり乾かせば、すかっと白くはならないかもしれませんが良い感じになってくると思います。

投稿: 幸雲 | 2009/01/19 22:52

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