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田邊竹雲齋・小竹 竹芸展レポート

田邊竹雲齋・小竹 竹芸展に行ってきました。ため息がでるほどの美しさでした。毎回同じ感想ばかりで、自分の表現力の乏しさを感じます。表現力というよりも、感性の乏しさなのでしょうか。

竹工芸の美しさというのは、形のおもしろさはもちろんのこと、その形を作り出す高い技術。作品が醸し出す作家の思い。それぞれが調和して工芸品全体の美しさが生まれているのではないかと私は思います。

これまでの私の鑑賞の仕方は、とくに形と技術に関心が向き、「どうやって作っているのだろう」ということに偏りがちでした。今回は技術的なことはもちろんですが、竹が醸し出す雰囲気や思いを感じて味わってみました。

竹雲齋氏の作品で、タイトルは忘れましたが、基本が六目編みなのですが、まん丸な籠がありました。細いヒゴで編まれたその籠は、型にはめて作られたのではないかと思うほど球型をしていました。六目編みでこんなにまるい形が作れるのかと思いました。何も思わなければ丸い籠だと思うだけですが、球に編み上げるには、球体を包み込むように編む強いイメージが必要なのではないかと私は思いました。つまり、その籠の中には目に見えない作家のイメージの球体が存在している。そんな風に作品が私に語りかけてきました。

小竹氏の作品は、オブジェではなく、籠の作品を展示されていました。昨年から作り続けておられる茶筅の技術をベースにした「流星」シリーズです。茶筅のような形をベースにしているのですが、様々な編み型が施され、個性的な顔を持っていました。今後のテーマとしてこの流星シリーズに取り組まれるとのことです。作品の一部に竹をそのまま生かしたものを作っていきたいとおっしゃっていました。竹籠の中に本来の竹の姿を残す。今後の意欲的な作品の登場を楽しみにしています。 

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