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写真が豊富でわかりやすい「やさしく編む竹細工入門」

 今回紹介する「やさしく編む竹細工入門」は、初心者が知りたいことをわかりやすく紹介した竹細工入門書の良本です。

稻垣 尚友: 竹細工入門―やさしく編む「やさしく編む竹細工入門」稲垣尚友 著 (日貿出版社) 

著者は、熊本で修業した竹籠職人(青物師)です。青竹を使った、いかにも職人さんの作る籠が教材として登場します。色紙掛けと六ツ目籠、そして買い物籠の3つの作り方が紹介されています。

本の後書きにも「段階を数段飛ばして駆け上がることはできません。ある日突然、カゴが編めるようになります。」とあります。すぐには上手にならないがやれば少しずつでも上達するということです。竹と親しみ気長に数をこなして、買い物籠が作れること目標にするように課題を提供しているのかもしれません。

この本の特徴はとにかく、写真が多いことです。各行程を細かく写真で紹介されています。総ページ数126ページのところ約100ページが竹籠の制作行程の紹介に使われています。

竹の基礎知識や作業についても初心者が知りたいという情報が盛り込まれています。竹の採取、保存、ヒゴの作り方と豊富な写真で本当に分かりやすいと思います。特に初心者で手元におく本というならこの本はおすすめです。

竹についての基礎知識についてはどの本でも同じようなことがかかれています。しかし、油ぬきの方法についての紹介の中に、これまでの本にはなかった方法が紹介されています。今度試してみたいと思います。

また、個人的には竹ひごでの縁巻きの仕方がとても参考になります。巻きはじめの部分、ヒゴの継ぎ方、始末の方法。とてもわかりやすい。ポイントを押さえた本の作りとなっています。

全体を通して、「入門」の名前に偽りはありません。かゆいところに手が届くという感じがします。こういうのが本当の入門書といえるのかもいれません。


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