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バイオリニストは歌う

 先日、クラシックのコンサートに行ってきました。「ブダペスト祝祭管弦楽団&神尾真由子」です。
クラシックに詳しい方ならご存じの大阪出身の神尾さんは、2007年第13回チャイコフスキー国際コンクールの覇者・・・・。なんですが、私は知りませんでした。
 実は、このコンサート。妻が生協で別のコンサートと間違えて申し込んだため行くことになりました。しかも高価なA席。前列2列目中央という席でした。そんないい席なので、近くから聞こえてくる会話から神尾さんのご両親や知り合い方々がおられることがわかりました。なにか、恐縮してしまいます。

 そんな成り行きで行ったコンサートなのですが、バイオリンのソロの方がでるコンサートというのは初めてだったので、楽しみにしていました。

 演奏された曲は「メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64」。ものすごく迫力のある演奏と、演奏のテクニックに圧倒されました。ソロのヴァイオリニストというのはテレビで見ていてもよく顔をしかめて苦しそうに演奏したりしています。そんなに苦しい顔をしなければならないのかなと思っていました。

 今回、間近で演奏をみて強く感じたことがあります。それは、バイオリニストというのは、魂の高ぶりをバイオリンに吹き込んでいるのです。そして魂の響きをバイオリンを通して歌っているのです。私にはそのように見えました。その演奏される音はまさに”歌”そのものでした。

 「バイオリンの音は人の声」ということを聞いたことがあります。これまでは意味が全然わかりませんでした。しかし、生でこの迫力のある演奏を聴いて感じました。まさに声なのです。高音では女性の声、低音の男性の声まるで掛け合うような場面が見えてきます。バイオリンから音がなっているのではなく、バイオリニストが歌っているかのように見えてきます。本当にすばらしい演奏でした。

 そして、最後にオーケストラの話も書いておきます。クラシックのコンサートというのは、指揮者は声をだして挨拶するということはしないものです。しかし、アンコールの時、指揮者は客席の方を向き、日本語で曲の紹介をされました。そしてもう一曲たぶんハンガリーの民謡か何かだと思いますが演奏されました。そのとき、指揮台の横にバイオリンが一人、小太鼓が指揮台に腰をかけ演奏を始めました。指揮者は小太鼓の横に腰をかけ、タンバリンを持ち演奏に参加。徐々にオーバーアクションでリズムを取り出しました。とても楽しい演奏でした。

 こんないい演奏会だったのに、反省点が私にはあります。実は連日の寝不足で疲れていて最後の曲目で寝てしまいました。そう、「船をこぐ」状態でした。ごめんなさい。

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