« イメージを形に | トップページ | 四つ目編みの編み方解説をされているサイト »

竹ヒゴとりのコツ覚え書き

竹ヒゴの作り方の基礎を教えてもらいました。「皆さんには教えません」というのは、ちょっとけちくさい話なので、要点を整理しておきます。関心ある方は参考にしてください。

結局のところ、上達の秘訣はやっぱり練習あるのみです。

そして、私が苦労していたい幅引き。すぐ食い込むので悩んでいました。打ち込む角度や腕が悪いと思っていました。私が幅引きに使っている小刀を先生が試しに使ってくださいました。

その結果、どうやら食い込みがよく発生するのは、刃が切れすぎるのが原因だったようです。先生が試されても、食い込みが発生しました。刃物は研ぎが大切とのこと。思うように研げるようになるのに、3年かかるとのこと。なかなか奥が深い物です。


竹を切る時の注意点。

  • 回しながら切る。
  • 力を入れるとささくれ立つので、鋸の重さで引いて切る。
  • 鋸には油を引いておくとよい。
  • 深く切らず、のこぎりの刃が竹に隠れない程度のところで刃を切れ目からはずさず回す。
  • 最後は皮を上にして切る。ささくれて皮がめくれてしまう(ヒゴの質が落ちるため)

ヒゴのとる手順
1 割

  • 竹に目的とする幅で印をつける。
  • 偶数で割っていく。
  • 最初は木槌を使う。
  • まっすぐ刃を当てる。
  • 人差し指と親指を竹に添える。
  • 鉈は人差し指の付け根で押す。
  • 細くなった方に刃を向け割進む。
  • 竹を持つ手の親指と鉈を持つ手の親指をぶつけるようにし鉈にブレーキをかけ割進む。(手を切らないため)
 

2 はぎ(荒はぎ、中はぎ、薄はぎ)

  • 通常2回程度。細いヒゴの時は、3回位行う。
  • 鉈を持つ手の親指でヒゴの厚さを確認しつつ進める。
  • 荒はぎ時、2mm位の厚さにする。
  • 薄はぎ時、0.7mm位の厚さにする。
  • 注意事項は「割」と同じ。
  • さらに細いヒゴが必要な時は、割とはぎを繰り返す。

3 幅引き

  • コツは幅引きを打ち込む角度と刃の研ぎ加減。
  • 刃は切れすぎてもだめ。切れすぎるとヒゴに食い込む。
  • けずりくずにささくれがでてきた時が研ぎどき。
  • ヒゴは皮を下にして、次に裏返して引く。
  • これは、ヒゴの幅をそろえるため。刃の先端が目標とする寸法。だから、まずヒゴの裏である程度そろえ、表側で決める。
  • 研ぎは、まず切れるようにしてから、必要な切れ味に落とす。習得するのに3年かかる。

4 裏すき

  • 裏すきをする道具「せん」は、関西式よりも九州式の方が、調整しやすい。

5 面取り

  • 面取りをすることにより、作品に丸みがでて綺麗に仕上がる。
  • 小刀に必要とするヒゴの幅に切れ目を入れた面取り包丁を使う。
  • 工芸品では皮側だけではなく、裏側も面取りをする。
  • 小刀2本を90°に打ち込みその間を通す面取りの方法もある。これは、職人が用いる技法。早く量をこなせる。工芸品を作る場合は、機械的な仕上がりとなり、柔らかみがでないのでこの方法は用いない。
  • 左右をまっすぐ刃に当てることが大切。

竹ひご関連過去の記事


ヒゴとりに参考になる書籍

(注意)本の並びは、参考になる順ではなくブログへの記事掲載の新しい順です。

|

« イメージを形に | トップページ | 四つ目編みの編み方解説をされているサイト »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41440/49559285

この記事へのトラックバック一覧です: 竹ヒゴとりのコツ覚え書き:

« イメージを形に | トップページ | 四つ目編みの編み方解説をされているサイト »