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四海波花籠のアレンジ

Tk20100911_1 別の竹細工の教室でも習いはじめました。初回に作成したのは四海波編みの籠でした。以前にも新聞記事や、インターネットに掲載されている写真を観察して作ったことがありますが、初めて教えてもらいました。

四海波編みはヒゴを皮と身を交互に編んでいきます。インターネットでの紹介や、新聞記事でもそうでした。なぜか気になって質問したところ、材料節約やデザイン的なことが理由のようです。でも、私はもう一つ理由があるように思います。私が作ったときは、身竹をうまくとれなくて、皮ばかりで編んでみました。ところが、この籠、ひねって挟んでおくことで立ち上げを行います。皮ばかりでは、滑ってうまくいかないのです。おそらく、皮と身を重ねて作るため、滑りにくくするという理由もあるのではないかと私は見ています。

この教室では、単純に先生の作った籠をまねるだけではなく、アレンジを求められました。これはなかなか新鮮な感覚でした。私はこれまで、教室の教材と同じ籠なら作ることができました。というよりも、その作品をきちんと作ることにより技術を身につけようとしています。
しかし、それをアレンジして自分の作品として作り上げていくという試行錯誤をしたことはありませんでした。同じではない工夫。イメージを形にする。なかなか難しいものです。

結局は、これまで竹籠を見て心に刻まれたイメージで手を工夫してみました。先生からは、籠らしい、かわいい籠という評価をいただきました。しかし、私が衝撃を受けたのは、その日竹籠を初めて編んだ方の作品です。先入観なく「やわらかさ」と「シャープさ」をイメージしたというその籠は、これまで見たことのない四海波籠のアレンジでした。

自分の籠を作るというその簡単そうなテーマは実は「自由な発想」を形にするという実に難しい、頭の柔らかさが必要な作業でした。しかし、それは新しい作品を生み出すという過程においてはとても重要な要素でもあると実感しました。

過去の四海波籠の記事

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