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電子書籍用の端末を試してみました。

先日、仕事帰りに大型電機店に立ち寄りました。目的とするものを買い、ふとみると電子書籍の端末がいくつか並んでいました。

実際に小説を表示して展示してありましたので、手にとってみました。白黒画面で黒い文字が見やすいサイズで表示されてありました。ちょうど文庫本より少し大きい位のサイズでした。1ページが表示されているようなイメージです。ページをめくるのは、画面の上を指で右から左へと滑らせます。すると、紙がめくれるように次のページが表示されます。

私は、アナログ人間の部類にはいるためかどうも、なじめません。読みにくい。「本が何冊も持ち歩けます」というのが売りらしいのですが、私はどの本を持って歩くかを出かける前に考え、厳選して出かける。それでいいではないかと思います。

本というのは文章だけではない。電子書籍を手にして改めてそう感じました。装丁などもありますが、それよりも手に持った質感が重要な要素だと気づきました。本の情報量は手にしたときの重みで無意識に感じます。ページをめくると、物語のどのあたりまで読んだのか直感的にわかります。ページをめくる感触、音。そんな文字情報以外の情報を紙の本は無言のうちに伝えます。紙のにおいからも本の歴史を感じることがあります。文字を追うだけではなく、それら様々な質感、感覚が読書の一部だと思います。

もちろん、電子書籍から本の世界に入る人にとっては、どうでもいいことなのかもしれません。しかし、やはり、そんな手触りや紙やインクのにおいも、読書の醍醐味なのです。
電子書籍もいいですが、どこか、何かが不足しています。紙の本がなくならないことを期待します。消費者の選択の幅を狭めることのないように、共存して欲しいものです。

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