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はやぶさ展

少し前の話ですが、京都大学の博物館であった「はやぶさ展」を見てきました。

私は自立して動作することができる"はやぶさ"という探査機が打ち上げられた時に注目していました。見失ったときにはもうだめだと思っていました。壊れたエンジンをつなぎ合わせて回復したという話にはとても驚きました。

そして、苦難の旅。その陰でスタッフの方が苦悩をされていたことを知り、手記などを読みました。

「おかえり"はやぶさ"」というけれど、"はやぶさ"はサンプル採取という任務を何とか遂行しぼろぼろになりながらもって帰ってきた。その大切なカプセルを送り届けそして、自身は燃えつきる運命にありました。故郷の地球を目前にしながら・・・。なにか切ないものを感じます。本に載っていた最後にとった地球の写真は、どこかもの悲しげに見えてしまいます。

私ですらそうなのですから、運用していたスタッフの喪失感ははかりしれません。

そんな"はやぶさ"が届けたものが展示されていました。大気圏に突入したカプセルを守ったヒートシールドと電子機器、パラシュート。イトカワの物質を格納したカプセルはレプリでした。

展示品は少なかったですが、やはり7年間宇宙を"はやぶさ"の中に格納されていたパラシュートや大気圏の熱に耐えた真っ黒になったヒートシールドは本物の迫力がありました。小惑星まで行って帰ってきたパーツなのです。すごい。夢がひろがります。関心のない人にとってはたんなるパーツなのですが・・・。物語をまとって物は値打ちが増すものです。

はやぶさが帰ってきて間なしに開催された展示会では長蛇の列ということで、並ぶことを覚悟したのですが、列もなく、人々の熱気もさめてしまったのでしょうか。
授業の一環として小学生や中学生達が見学に訪れていました。この中から将来の宇宙開発の夢を追いかける人が生まれてくることをいのらずにはいられませんでした。

<2011/02/04>

私が読んだ本

川口 淳一郎: はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話

はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授 川口淳一郎

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