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第62回華道京展

随分と前の話(2011/04/05 )ですが、華道展に行ってきました。折角なので記事にしておきます。

国民文化祭・京都2011開催記念
第62回華道京展
テーマ:京都SPIRIT -都人の技と心-
前期展3月31日(木)~4月2日(土)
後期展4月3日(日)~4月5日(火)
大丸ミュージアムKYOTO(大丸京都店6階)
主催:京都いけばな協会・京都市・(財)京都市芸術文化協会・(社)京都市観光協会
共催:第26回国民文化祭京都市実行委員会
後援:京都市教育委員会

京都いけばな協会の35流派総勢245名が制作された展示されているということです。
とはいえ、私にはどの流派がどんな特徴なのかは全くわかりませんでした。しかし一堂に会した生け花に圧倒されました。趣向をこらしたもの、繊細なもの、または大胆にいけられたもの。それはみごとなものでした。

とはいうものの、実は私、その生け花に使われた竹籠を見るのを目的としていたのです。

会場では、多くの人が写真を撮っていましたので、私も携帯電話でいくつか撮影しました。
全体に花K3300138が主役ですので、茶花を生けているものとは違い完全に籠は脇役でした。使っている作品も少なかったです。

まずは、籠ではありませんが、大きな孟宗竹を使った花器に生けられた物です。このタイプの竹の使い方は他にもいくつかありました。

K3300137 続いて、漆で染色された手つきの買い物籠風の籠に大胆に生けられた物です。大きな観葉植物のようなものを中心にした作品は生け花としては大胆でおもしろい物です。籠から飛び出した花々という感じです。でも個人的には籠とのバランスがどうもしっくりこないなと感じました。籠との調和がないというのでしょうか。籠の良さが生かしきれていない印象を受けました。

K3300136 次のものも漆で塗られた籠に生けられています。これは竹垣越しにあふれる花という感じでとても素敵です。でもどことなく窮屈で、籠が苦しそうです。もう少し大きな籠に生けてあげればいいのになと思いました。

最後のこれ。とてもアートです。斬新です。この作品には釘付けになりました。写真が良くなくてわかりにくいかもしれませんが、青竹を1cm位の幅に割、節を残してまるで鶴の首のような感じにしています。その竹の下部に試験管が取り付けられそこにチューリップを一輪生けています。それを3つ、微妙な角度で傾けK3300135 て配置されています。天井には輪切りにされた竹が3つ透明の一で釣られその竹の中心からのびた白い糸が、竹の足下に丸く円に打たれた釘に張られていました。それはまるで、宙に浮かんだ竹の輪のライトから照らし出されたスポットライトのようでした。どことなく不思議な感じがして見入ってしまいました。

やはり、生け花の世界では竹籠というのはどうも脇役的な扱いをされる場合が多いのかもしれません。どれもすばらしい生け花でしたが、竹籠の味というか面白みまで生かし切れた作品とは出会うことができませんでした。

ちなみに、35流派とは50音順で

遠州、未生流、東福寺未生流、(社)古流松藤会、東山未生流、一光流、都未生流、細川未生流、小笠原流、御室流、五明流、日下部流、桑原専慶流、いけばな京楓流、華道表現派、未生流笹岡、清水流、喜堂未生流、いけばな京花傳、未生流(庵家)、華道本能寺、池坊、小松流、専慶流、嵯峨御流、専敬流、峰風遠洲流、月輪未生流、京都未生流、甲州流、香風流、草月流、落葉未生流、青曙流、未生流中山文甫会

色々とあるのですね。未生流の流れが多いのでしょうか。

(注意:この記事の作品についての感想は、竹籠を中心に鑑賞した場合のものです。生け花としての評価ではありません。)

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コメント

ご無沙汰しております。宮城竹細工坊主改め
竹の都人です、
形態を変えつつ日々制作に励んでおります。
最近は、作品作りばかりでなく子供を対象に
したモノ作りの面白さを伝える活動も行って
います。夏の公作にも役立てて頂けて色んな
意味で嬉しいです。
モノ作りを通して得た豊かな心を大切にできる
大人へと成長してほしいと願うばかりです。
・・全然関係ない書き込みで申し訳ありません。

投稿: 竹の都人 | 2011/06/23 17:35

竹の都人さん。コメントありがとうございます。
ブログの管理用のコメントチェックしてなくて、書き込んで頂いていたのに公開が遅くなり申し訳ありませんでした。

ご無沙汰しています。地震は大丈夫でしたか。ブログやホームページがリンク切れとなって、どうされているのかわかりませんでしたので心配しておりました。

色々と活動されているようですね。またよろしければブログのURLなど教えてくださいね。

投稿: 幸雲 | 2011/07/04 22:14

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