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「四つ目編みの花籠」底編み完了

Kago110618_1 自分でヒゴから作り、最後は染色、漆までを行うという教材に取り組んでいます。漸く底の編みを完成させました。

これまで、小刀の研ぎから始まり、基本動作、竹割り、そぎ、幅決め、せんがけ、面取りと各種工程を乗り越え、ヒゴ60本を何とか確保。前回から編みにはいり、今日完成させました。これくらい大きな底になってくると、目の大きさの寸法を合わせるのが難しくなります。そこであらかじめ、”差し”を作っておいてそれを合わせて調整していきます。

しかし、相変わらず、目を合わせるのに時間がかかりすぎてしまいます。先生のアドバイスでは一本ずつチェックするのではなく、数本入れたのち合わせていけばいいとのことでした。ここで妥協すると、籠の出来もそれなりにしかならないと思うのでどうしても慎重になるのです。見た感じでびしっと合わせられるようなカンが欲しいです。

編みが完了すると、ヒゴが動かないように、細い針金で固定。その後、立ち上げるための”張り竹”の作成に入りました。もう一つの教室で「力竹」と言っていた底を平らに保つための竹です。目的は同じでも、工芸品となるとやはり違いました。手が込んでいます。煤竹を使いました。先生の家の手法は少し丸みをつけた太鼓型に竹を削り、それを蝋燭でカーブをつけて行きます。形をいびつにならないように慎重に削りました。

その後、蝋燭で曲げ、水につけ固定させます。2本必要なのですが、重ねた時にがたつきがないように調整します。重なりがあるため、Rが強いものを重なりの下(籠に近い方)に使います。なかなか難しい作業でした。材料ひとつひとつを丁寧に慎重に作っていくところが竹細工と竹工芸の差となってくるのだと実感しました。Kago110618_2

今日は、張り竹を作るところまで。道のりは長い。気が抜けませんが、楽しくもあります。少し負荷をかけないと何事も上達しないと思いつつ。

余談
先生が頼まれて試作したという煙草入れを見せてもらいました。煙草入れですが、先生は名刺入れなどとして使われていました。小さな作品ですが、ものすごく凝った作りです。外の細工とは別に内側は網代編みとなっており、2重構造となっています。これは、実用品としての強度を保つ意味もあるとのことです。簡単そうですが難しい。寸法をきちっと合わさなくてはなりません。また、蓋も「ぱくっ」とかみ合わさります。すばらしい。この煙草入れ、私のあこがれなのです。いつか、出来たらいいなと思っています。

先生の話では、子供の頃から竹籠にふれてきて、師匠である父親からは特に教えてもらたということもないということです。ただ見本を手渡され、これを作ってみろと言われるとのこと。そういう訓練をされてきたので、今では見本を見たらどう作ればよいのかがわかるそうです。教えられたことはすぐに忘れるが、苦労して技術を盗んだものは身に付くとおっしゃっていました。何事もそうだと、納得しました。教室の生徒という立場ではありますが、機会があれば先生の技術を盗むつもりで取り組みたいと思っています。

この籠で学んだこと

この籠を作るにあたり主に学んだこと。感じたことは他にもあります。

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