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第58回日本伝統工芸展京都展に行きました

日本伝統工芸展京都展が今年も開催されました。(平成23年10月12日~17日)
私は、最終日の終了の1時間ほど前にあわただしく見学してきました。

日本伝統工芸展のホームページで公開されている竹の作品を紹介します。

● 00510 緋襷文花籃「縄文」           藤塚松星  東京都知事賞

● 00455 平割捻り文摺漆花籃「駒止の瀧」   勝城蒼鳳  重・審・鑑

◎ 00504 風車文盛籃「風薫る」         福西良笙

● 00512 盛籃「蒼天」                              武関翠篁     特

◎ 00516 花六つ目手付盛籃                 堀田博門

第58回日本伝統工芸展の受賞者のインタビューが展覧会の会期終了まで聞けます。

都知事賞の緋襷文花籃「縄文」は、黒く染色した透かし編みの縄文土器のような形に赤く染色されたヒゴが斜めに配置され、力強さとシャープな印象を受けました。解説を見ると朝顔という事も書かれてあり、確かに朝顔の花のようにも見えます。赤いラインがとても綺麗だと思いました。

作者の藤塚松星さんのインタビューから言葉を紹介しておきます。

基礎的な技術はみなさんと同じ。素材の制約などあり大体同じ物ができる。違うことをするのは難しい。かといって、先人のあとをを追いかけているだけでは自分が作る意味がない。今まで人がやらないことを見つけたい。
最終的に技術の背比べではなく、比べるところはその先の所。すごい技術を使っているのは当たり前。その先がどうかというだと思う。造形や形ありき。

さて、竹以外に心惹かれた作品があります。

● 00355 沈金飾箱「緑風」  鳥毛 清     高松宮記念賞

 沈金という金箔を用いた漆の作品なのです。通常は金箔で形を描くところを影絵のように漆の黒い部分を残して形を描くという逆転の発想で描かれています。
 私が好きなトンボをモチーフにしています。蔓に留まったトンボが今にも飛び立ちそう。そんな一瞬の光景です。背景の金箔は大空か、それとも光り輝く水面か。
 そんなことを思いつつ、見入っていると隣で見ておられた観客の女性が「綺麗ですね」と声を掛けてこられました。美しいものを見て感動した時、人はその感動を誰かと共有したくなるものなんでしょう。
 この作品は蓋を取るとその中にも同じ絵が連続して続いているということを教えていただきました。テレビで紹介されていたそうです。そう聞くと蓋の中がどうなっているのかがとても気になりました。

日本伝統工芸展は今後次の会場を巡回します。(新日曜美術館アートシーン風)
金沢 石川県立美術館 10月28日~11月6日
仙台 三越仙台店 11月9日~14日
岡山 岡山県立美術館 11月17日~12月4日
松江 島根県立美術館 12月7日~25日

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