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竹ひご作りから編みのダイジェスト映像

京都伝統産業ふれあい館」のサイトにヒゴ作りの映像が掲載されていましたので紹介します。

京の伝統産業 京竹工芸
(http://www.miyakomesse.jp/fureaika/takumi_to_mai/images/trad/takekogei.html)

この映像は私が習ったのと若干違う部分があります。
幅引きの小刀を打つ向きが違います。私が習ったのは、研いだ面を内側にして打ちます。しかし、映像では外向きに打っています。京都の竹の学校ではこの方法を教えているという話を聞いたことがあります。その学校を卒業された方なのか、京都ではそういう方法が一般的なのかどちらかは不明です。
いずれにせよ、できあがるヒゴは同じなのですから、どちらでもいい話ですが・・・。

この映像では、口はぎの様子が記録されています。
裏すきでは、厚さを決めるのに「せん」を使わず手で行われています。


過去の竹細工の映像に関する記事

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コメント

はじめまして、京都の伝統工芸の学校を卒業した者です
幅引きの刃物ですがどこの地域の工芸の流れから来ているかで違うようです
九州系列の方々は研いだ面を内側にされ、古くからの京都系列れの方々は反対みたいですね○

伝統工芸の学校の先生は石田竹美斎(二代)先生と言う先生で京都の茶道具等を作られる職人さんですので古くからの京都の技法で教えて下さいました。
裏すきは千引き台(セン)も使いますが九州のと違ってもっと原始的な道具で使いにくいですcoldsweats01
本数の多いとき用の道具といった感じです。
道具の名前とか編み目の名称も地域で違うので面白いですよ

たしかに、方法は違っても同じものができればどちらでも同じですね☆

投稿: doi | 2012/08/19 21:40

doiさん。コメントありがとうございます。
京都の学校の卒業生の方とのこと。知識も技術も私よりも上の方に私の拙いブログご覧いき恐縮に思います。
さて、おっしゃるようにヒゴを同じ作業工程で作ると思っていても、細かい点では違いがあったりして面白いですね。

京都の伝統工芸家の先生は、研いだ面を外側でされているということなんですね。
堺の竹工芸家の田辺小竹先生は、幅引き小刀は研いだ面を内側にされていました。九州の学校の竹の学校でも学ばれたということですが、特に違いはおっしゃらなかったので、おそらく大阪でも研ぎ面内向きなのだと思います。

研ぎ面を外向きというのは京都の竹工芸の伝統的な方法なのかも知れませんね。
早川尚古斎先生はどうされていただろう。あとでビデオで確認します。

実際のところ、どちらがやりやすいのでしょうか。ふと、疑問に思いましたが、おろかでした。結局身につけた方法がやりやすいというのが答えですね。(笑)

京都の竹工芸ではせん引き台は本数の少ないときには使われないと言うことなのですね。厚みの調整を指先だけでするということは、なかなか技術がいることだと思います。
それから、京都の「せん引き台」はどのような物でしょうか。もしかしたら、小竹先生が使われているこんな感じの物でしょうか(下のurlのページの下段の写真)。写真が小さくて申し訳ありませんが、デモンストレーションされたときの写真です。
http://kounsai.cocolog-nifty.com/bamboo_baskets/2011/10/post-eac1.html

刃の厚みは薄いヒゴで調節し、横に引くというものです。狙ったヒゴの厚みの所に印をして幅の広くなったところから順に引き、印の所で仕上げるという感じで使います。九州式とは明らかに違います。

投稿: 幸雲 | 2012/08/19 22:51

いつも楽しみに拝見させて頂いています。
私も気になって両方の方法で試しに幅をひいてみたのですが、
(私の個人的な感想ですが)
京都の幅引きは刃物の切れ味をかなり落としているので失敗が少ないですが、ただ幅に多少のムラが出る様にも思います。
刃物が切れないので研いだ面を外にしないと幅が引けない感じです。
九州の幅引きは研いだ面が内向きなので京都の刃物より鋭い刃先でも使えるので正確な幅で材料が製作できるのではないかと思いました。
ただ、柔らかい材質の竹は食い込みやすい様にも思いました。


厚みは剥ぎの段階でできるだけ近い状態にして軽く小刀ですき取るので慣れると早く材料が準備できますよ
多少の材料のムラは編むときに籠のどこで使うかで使い分けていまた。(精密な籠は千引き台を利用しますが)
千引き台は
小竹先生の使われている物に近いと思いますが、少し違う形で横に引くのではなく縦に引く格好です。
台にカスガイと鉄の棒が打ち込まれていて、そこに片刃の鉈型の刃物と木片の大小4枚と湾曲したバネ鋼と竹の身を使って組み上げ
竹の身を食い込ませる具合で厚み調整します。


投稿: doi | 2012/08/20 15:00

doiさん。コメントありがとうございます。
いつも、ご覧いただきありがとうございます。

京都の工芸家で昨年12月にお亡くなりになった早川尚古斎先生の作業の一端を治めたDVDがありましたので、幅引き小刀の向きに注目して見てみました。
http://kounsai.cocolog-nifty.com/bamboo_baskets/2007/04/post_411f.html
研ぎ面がよく見えませんでしたが内側のように見えました。木に打ち込んだ跡が映っていましたのでよく観察すると、やはり研ぎ面内側でした。
京都の中にも、色々あるのか、尚古斎先生の流れが外からの物なのか、ちょっとわかりませんね。

両方の方法で試されたのですね。切れ具合に若干の感覚の差があるのですか。なるほど、削るときも通常は研ぎ面を上にして削ります。逆にすると削る感覚も違いますよね。研ぎ面の内外は、刃物が与えるヒゴにかかる力の方向に違いがあるのかもしれませんね。

私は研ぎ面内側で教わりました。しかし、食い込みが激しく上手く引けないと相談すると刃が鋭すぎると言うことでした。幅引きの小刀は研いでも最後に少し刃を落としておくように指導されました。また、籐を引くときも同じく研ぎ面内側です。このときはさらに刃を落とした物を使うように指導されました。

せんを使わずともヒゴが綺麗に使えるようになりたいです。
ちなみに、早川先生は使っておられませんでした。

京都の、せん引き台は何か複雑そうですね。ぼんやりとしかイメージできません。そういえば、私が買った節越えせん台は、京都の学校を出た方が作っておられます。
http://kounsai.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2011/03/06/sen20110306__2.jpg

もしかしたら、これは、京都のせん引き台をモデルにしているのかもしれませんね。刃の当たっている部分の台の部分は中央は平らですが、端へいくほど少し傾斜があり隙間が出来ています。

投稿: 幸雲 | 2012/08/20 23:15

『竹の造形』という本には初代の早川先生は大阪の船場で竹工芸をされていたようです。5世の時代に戦火により京都に転居されたそうなので、
大阪の工芸家のかたは幅引きは研ぎ面を内側に使われるのかもしれませんね。

節越えせんびき台を考えられた方は私の2期先輩にあたる方です、京都のせんびき台がベースだと思います


どちらにしても、幅引きも厚みすきも先生方のように
綺麗に早く引けるようになりたいものです◎

投稿: doi | 2012/08/21 17:01

doiさん。コメントありがとうございます。

やはり、早川先生は大阪の流れだったのですね。どこかでそんな話を聞いたことがあるなと思っていました。結局のところ、研ぎ面外向きは京都のやり方という感じですね。


先生のように綺麗に早くヒゴを作れるようになりたいという事。全く同感です。練習あるのみなのでしょうね。

今回doiさんが、色々と教えてくださって、勉強になりました。何か系譜のような物を感じました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

投稿: 幸雲 | 2012/08/21 23:33

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