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竹工芸の継承・革新(講演で質問したかったこと)

講演の後、質問の時間があった。2人の人が質問されました。もう一人という声があれば手を上げようと思っていました。でも、その機会はありませんでした。
発言しようとしていたのは、次のような内容です。

 海外で評価されているという話はよくわかる。でも、日本の国内での評価が低すぎる。一般の人達の感覚で言えば、竹細工と竹工芸の違いもわからない人が多い。また、生活の場から竹製品が消えて久しい。身の回りにないため、竹製品も竹工芸もすでに過去の物という認識の人が多いように思う。

 私はロイド・コッツェンの展覧会により、竹工芸の世界を知り、その奥深さに打ちのめされた。 このすばらしい日本の伝統技術、伝統工芸の事を、アメリカ人に教えられたのである。これは、とても恥ずかしいことだと感じた。竹工芸のすばらしさと共に、日本人で有りながら知らなかったと言うことにショックを受けた。

また、そのころの竹工芸に対する私の認識はやはり竹細工であり、民具であった。すでに職人もほとんどいないと思っていた。あと20年すれば職人は誰もいなくなる。竹籠を趣味としていた私でさえ、その程度の認識だった。別府でこんなに盛んであることも知らなかったのである。これが竹工芸に関わりのない一般の人の認識ではなかろうかと思う。

日本人に対して、日本の竹工芸についてのすばらしさを認識させるために、美術館は今後どのような取り組みを考えているのか。取り組もうとしているのか。
手遅れになる前に何かしなければならないと思う。


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