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美しく仕上げるコツ覚え書き

 どの工芸にも言えることかも知れませんが、基本的に竹籠の美は積み上げの美。

 美しい籠を作ろうと思ったらまず、幅、厚みを揃え、綺麗に面取りをしたヒゴの美。その上に目を揃えてきちんと編んだ、編組の美。その上に造形の美。さらに、染色の美、漆の美。それら全体が積み上がって作品全体の美しさとなります。

今回学んだ事2点。

(1) 美しいヒゴを作らねば編めない

 特に、細いヒゴを使った繊細な作品を作るときには、美しいヒゴを作らねば編めないということ。少しヒゴに厚みがあるだけで目が詰まらない。ヒゴに余計な力がかかり折れてしまうのです。

(2) 寸法をこまめにチェックする

 底を編んでいくときにヒゴを少し編み込んだら、寸法の確認をして調整をしなければならないということ。
 これは、少しの目の狂いでもある程度大きまで編み進めたら、大きく寸法が狂ってきます。そうなってから目を詰めてサイズを合わすのはとても困難だと言うこと。小さい内からきっちりとサイズを意識していかねばなりません。

2点とも簡単そうに見えてとても難しい。

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コメント

こんにちは
だから、よくできた竹細工は触り心地もなめらかで、しなやかに強いんですねconfident
工芸品は機能を追求した形だからそれだけでも美しいと思っていましたが、
その基礎のところから創作は始まっているんですね
そうなると、使われる竹からの吟味と云うこともされるんですか
湿度とかお天気とかも出来上がりに関係してきます?sun

投稿: tutatyan | 2012/11/17 12:24

tutatyanさん。コメントありがとうございます。

さわり心地がなめらかなものは、丁寧に面取りをしたものですね。各段階での完成度をきちんとした物は、品格がありますね。そうありたいものです。

竹の吟味はレベルの高い先生ほどなさいます。お茶の道具を作る千家十職の黒田正玄家では、竹を切り出し、油抜き、乾燥をさせて4年間寝かせてその内に吟味するらしいです。

私が指導を受けている先生は、私が作ったヒゴを見て、竹の傷で変色した物は使わない方がよいとおっしゃっていました。染色などしたときに、うまく色が乗らないらしいです。私のレベルではそこまではいきません。先生曰く、どこまでのクオリティを求めるかということらしいです。

投稿: 幸雲 | 2012/11/17 17:00

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