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竹と漆の競演。「プライスコレクションの若冲」展

Skago2013_1 私が惚れ込んだ籠に「煙草入れ」があります。この前、この「煙草入れ」に漆で蒔絵を施した作品を拝見いたしました。

しかも、伊藤若冲の虎図をモチーフにしています。

Skago2013_2 これは、竹工芸家の田辺小竹さんと漆芸家の若宮隆志さんコラボレーションによる作品です。根付けの部分は竹ではないそうですが、まるで竹のようです。そして、その片面には若冲の落款が描かれています。

Skago2013_3 煙草入れの虎図の他にも、蒔絵で描かれた鶏や若冲の落款を編み込んだ網代編みを配した花籠など、素晴らしい作品がありました。これらの作品のモチーフは、東北の3県で巡回展が行われる「若冲が来てくれました展」に出品された作品達です。

Skago2013_4 これらのコラボ作品を集めた展覧会が開催されます。とても素晴らしい作品です。ぜひ、時間のある方はご覧ください。見事です。欲しくなります。でも、私には手が出ないだろうなぁ・・・。

田辺小竹・彦十蒔絵展 竹×漆 「プライスコレクションの若冲」

大阪:高島屋大阪店6階美術画廊 2013年4月24日~30日 
東京:日本橋髙島屋6階美術画廊 2013年6月26日~7月2日


ちなみに、東北3県で開催されている伊藤若冲の展覧会の会期は次のとおりです。

「若冲が来てくれましたープライスコレクション江戸絵画の美と生命」

仙台市博物館 2013年3月1日~5月6日
岩手県立美術館 2013年5月18日~7月15日
福島県立美術館 2013年7月27日~9月23日

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コメント

(^^)お早うございます
最初、竹籠に漆、と云うのは面白いなと思いましたconfident
写真を見て、とても相性がいいのでしょうね
そして、斬新で創造性のある若冲の絵は、このコラボにぴったりなのかもbell
先日の“竹工芸公募展”でも感じたことですが、竹って、その扱い方で自在に変化して、いろんな表情を見せてくれますね
昨年から若冲の名前をよく目にしますeye
先日まで京都の細見美術館でも展示されてました
錦市場のアーケードにも模写のタペストリーが飾られていて、ただいま私にとってはタイムリーな話題ですgood
記事に書かれてた田辺小竹さんのリンクも拝見しましたが、竹と漆のコラボ作品、実物を拝見してみたいなと思いましたshine

投稿: tutatyan | 2013/03/17 09:41

煙草入れというのは、とても味わい深い形ですね。
竹と漆という、日本の工芸美術のコラボレーションは、
きっと相性がいいのでしょうね。
伊藤若冲の絵は、岡崎の細見美術館でいくつか
目にしたことがありますが、プライスコレクションも
できたら見てみたいものです。

投稿: hanano | 2013/03/17 10:52

tutatyanさん。コメントありがとうございます。
竹に漆はそんなに珍しくないです。実は私初めて出品した作品「初花」には漆を塗りました。竹は湿気に弱くかびやすいのです。ですから、工芸品には防水効果のある漆で仕上げる事が多いです。また、花を生ける「落とし」(籠の中に入れている竹の筒)には漆などで防水をするのが一般的です。ただ、竹籠に蒔絵というのが珍しいそうです。

若冲は、錦の青物市場に生まれ、京都を拠点に創作活動をしていたそうです。だから、縁のある錦市場に模写がかかっていたんでしょうね。

私は、2007年(平成19年)京都の相国寺承天閣美術館で開催された展覧会のチラシにあった鶏の群像の絵で初めて知りました。この展覧会には行くことが出来ませんでしたが、2009年(平成21年)にMIHO MUSEUMで開催された「若冲ワンダーランド」展に行きました。鯨と象の一対の絵が発見されたというのが売りの展覧会でした。
とても興味深い画風ですね。

小竹さんの展覧会は難波の高島屋です。少し遠いですが、ご覧になる価値はあります。ただ、画廊なので初めて行くと敷居が高く感じがします。でも、ご安心を見るだけでも大丈夫です。値段に驚かれるとは思いますが・・・。

投稿: 幸雲 | 2013/03/17 23:22

hananoさん。コメントありがとうございます。
煙草入れは、私が惚れ込んだ籠です。
そのきっかけは、次の記事に詳しく書いています。もしよろしければご覧ください。

煙草入れ挑戦
http://kounsai.cocolog-nifty.com/bamboo_baskets/2011/07/post-8cb9.html

プライスコレクション。見たいですね。
でも東北3県での巡回なのです。ちょっと遠いです。

投稿: 幸雲 | 2013/03/17 23:23

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