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和食、世界文化遺産に思う。

和食が世界文化遺産に決まり、喜びの声が聞こえるが、あまり喜ばれるものでもないと私は思う。

文化遺産ということは、すでにもう保護の対象になっているということ。守らないと滅びる希少な文化ということを認められたということだ。

自然を尊び、お節料理を作って、関係をつくるということが、文化として認められたそうだが、そんな文化がどれほどの家庭で継承されているだろうか。
気がつけばおせちは、クリスマスケーキと同様に、買ってくるものという風潮が広がっている。これは文化とは言えない。それぞれの料理の言われを語り、料理をともに作って親から子へ文化を伝える。この流れはすでに風前の灯火と言える。お正月が日本文化としての行事ではなく、クリスマスと同じイベントごとに変化してしまったということだろうか。

その点で、”遺産”というにふさわしい。

私自身も、基本的に和食党である。出汁の文化としての、いわゆる「日本料理」も確かにすばらしいと思う。でも、手放しで喜んでいる場合ではない。海外でおかしな和食が出回っているというが、国内の状況も大変に心許ない状況にある。親の世代の食生活は、ファーストフードなどの洗礼を受けた世代である。すでに、和食文化が廃れ始めた世代である。その子供世代は、個食やコンビニ食が一般化している。中にはお菓子で食事をすませている者もいるという。おせちすら外化された今の子供たちが、その次の世代におせちの文化を残せるとは思えない。

国内ですら、和食の文化は廃れつつある。朝はご飯と味噌汁がないと始まらないという家庭がどれくらいあるだろう。和食が根付いているのであれば、これほど米の消費が落ち込むはずがない。

結局、自国のすばらしさを日本人が自覚するためには、海外の人に認めてもらわなければならないという、日本人の悲しい性なのかもしれない。これを機会に、国民の食生活を見直し、日本人の伝統である”和食”普及に力を入れるべき時が来たのかもしれない。
そんなことを考えるニュースであった。

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