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5年ぶりの輪弧口花籠完成

Kago20140614_1 5年ぶりに作った輪弧口花籠に手をつけて完成しました。

手のヒゴを作るのに失敗して2本よけいに作ることになりました。少し厚めにヒゴを作ったので、水で湿らせただけではうまく曲がらず、折れてしまうのです。 やはり、綺麗につくるためには、少し手をいれる必要があります。

そこで、ろうそくで心地よいと思う形に曲げました。これで籠本体にも手のヒゴにも無理な力が掛からず、いい感じになりました。

Kago20140614_2 教室で先生に、花籠は安定感が命と教わりました。今まで、この籠を作ると必ずがたつきがありました。底の力竹が十字にクロスしているので、「しかたない」、「そうなるもの」と思っていました。しかし、気をつけて作るとがたつきなく作れました。

5年前と比べると、持っている道具もよくなったし種類も増えました。しかし、それだけではなく、籠を編む時の気遣いみたいな部分にも配慮することができるようになってきたようです。

久しぶりに作ったこの籠は、5年の間に技術の向上していることを教えてくれるものでした。

毎日練習していたわけでも、特訓をしていたわけでもありません。教室で作っている籠は、ヒゴからだと完成までに2年もかかってしまっています。その時に作る籠に、その時に持っている技術を精一杯つかって取り組んできました。やはり、自分の力以上の課題に取り組むという事は、基礎となる力をも引き上げてくれるのかもしれません。

よい籠を作るには、表面的な技術と内面的な技術の2つが必要ということを悟りました。

  • 表面的技術:直接、籠の形に影響のある綺麗なヒゴを作ったり、編んだりする技術
  • 内面的技術:竹の声に心を澄ませることや、使う人が手触りがよいように面とりをしたり、籠の形をどのように作るかというイメージを持ちつづけたり、難しい部分でいらつかず心をコントロールする精神的な技術。

この二つがうまく絡み合った時の籠はとても美しいのです。やはり竹籠は積み上げの芸術なのです。


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コメント

こんばんは、幸雲です。
今日、この籠をプレゼントしてきました。
とても喜んでいただいたので、私もうれしくなりました。

投稿: 幸雲 | 2014/06/22 21:25

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