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四つ目編みの花籠、染色

Kago20140823_1 籠の編みが完成しました。次に染色です。2年ぶりの作業でした。

染色ための染料は先生が使っておられる液を借ります。染料を溶かした液を煮沸した中に籠や、”落とし”を入れます。今回は手も全てつけてからの染色となりましたので、液から出てしまうので柄杓で回し掛けます。

Kago20140823_0 沸騰した染液の中に竹を浸けますので、そのままではゆがみます。これを防ぐため、籠の手や縁、そして底などを針金で張ります。ひっぱる力を一定にしておかないと、ゆがむおそれがあります。(今回、1本が強すぎてゆがみかけてしまいました。)

それから、針金をかける部分には色がつきませんので、なるべく目立たないところにかけなければいけません。籐のかがりの隙間などです。底はどうしても力竹にかけなければなりません。この場合は染色中に少しずつずらしてムラを防ぐ必要があります。(今回私はすっかり忘れていて色が付きませんでした。次回には気を付けたいと覆います)。

準備ができたら、染液に浸けます。先生のところでは3種類の染液を使います一定の色を付けた後水で洗い流し、次の染液へという行程を繰り返します。

形がゆがんだりカーブがゆがんだりすると、水で洗い流す前に必ずチェックしてゆがみを直します。こまめに直さないと修正不可能となるとのことなので注意が必要です。でも、先生達は結構大胆に作業を進めておられるように見えるので、何かチェックするポイントがあるのかもしれません。

染色する色具合は、乾くと少し色が浅くなると言うことなので、それも考慮したところまで色づけをする必要があります。籐はすぐよく色づくのですが、竹は色がつきにくいです。

Kago20140823_2 いい色になったら、水洗いして乾かします。乾かしている間に、落としの処理をします。竹の内側には薄い皮があります。煮ていますので少し浮いた感じになっています。これをヘラやたわしを使ってこすり落とします。うまく取れると、すっきりと綺麗になります。

さて、落としの作業が終わる頃に、籠が乾きました。今度は余計な染料を落とすため「きりわら」という作業です。棕櫚の繊維のたわしなどで磨くのです。内側の底から順に内側を仕上げます。次に籠の外側の底から順に磨いていきます。磨くときは底から側面という順です。磨くと光沢が出てきて美しくなります。

籐かがりの部分には染料が入り混んでいます。かがりの部分は飾りという要素もあるため、丁寧に磨く必要があります。目に付く部分なのでここを綺麗に磨くと見栄えもよくなりました。磨いているうちに、籠の編み目がずれたところなどに染色のムラがでていますので、そこは墨で少しずつ補正をしました。

そして、ここで前の工程での仕上げの雑な箇所発見。落としの竹の切り口がガタガタになっていたのです。ただ単に磨けばよいというものではなく、傷を消すまで磨いておく必要があったのです。漆を塗るとさらに目立つようになるとのこと。染色後ではありますが、やすりで傷が消えるまで磨きました。

後は籠が完全に乾いた後に、柿渋を塗って漆を塗り磨けば完成です。あともう少しです。


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