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四つ目編みの花籠、漆

Kago20140912 籠に漆を塗りました。
今回も、かぶれを警戒してワセリンを塗り、マスクなどで漆にふれることのないようにして作業を行いました。前回よりも漆に対する恐怖心は減っています。しかし、こんな時こそ不注意になるもの。気を引き締めて作業を行いました。 (前回の漆塗りの様子

漆の作業と主な注意点を下に整理しました。1日では完成しない作業です。
時間が足りないので、一部に塗る回数を減らしたものもあります。

いずれにしても、仕上げの作業ということと、かぶれの恐怖があるので、緊張の続く作業です。漆に警戒して手の動きが鈍る私に先生は「かぶれは治るけれど、作品は直らない」と戒めてくださいます。そういえば、前回もそんなことを言われたなと思いつつ筆を進めました。

最後に筆をテレピンで洗って、固まらないように油で保護しておきます。
この最終段階で、事件が起こりました。筆を洗っている時に漆が溶けたテレピン液がはねて足にかかってしまったのです。心なしかひりひりする感じがするので、かぶれるのではないかと心配しました。しかし、かぶれることはなく、助かりました。ところが、翌日アゴから首にかけてがとてもかゆくなりました。漆塗りたての籠に顔を近づけのぞきこんでいたので、揮発する漆の成分にやられたのかなと思ったのですが、もしかしたら単なるカミソリ負けかもしれません。赤くかぶれることもありませんでしたので助かりました。

漆塗りの作業

1 掃除機でほこりを吸い取る
2 コンロでヒゴや籐の毛羽立ちを焼く
3 柿渋を塗る。(漆の下地を塗る)
   注意点
    ・2度塗りをする。1回塗るときに重ね塗りしない。(漆にムラがでる)
    ・落としは籠を塗っている間に切り口に10回ほど重ね塗りする。
4 漆を塗る。
   注意点
    ・テレピン油で薄めて籐かがりは厚め。籠は薄目。
    ・手早くムラがないように。
    ・内側底から順に塗る。
    ・籠は裏にはみ出るのではみ出た漆を手早くのばす。
                     など
5 室に入れて漆を乾かす。(漆は一定の湿度で固まります)
   注意点
    ・乾かす間に手が伸びて変形しないように、針金で固定しておく。
   (写真は、室から出したところのものです。)

6 籠のさび付け
   漆は乾燥するとツルツルに光っているので、煤で付けて磨き艶消しをする。

7 落としを研ぐ
   注意点
    ・落としには墨を塗るため、紙ヤスリで漆を少し落とす。
    ・外に塗る墨をはじかないようにするための作業。
    ・綺麗な布で粉をぬぐいとっておく

8 落としの外側に墨を塗る

9 落としに漆を塗り、室に入れる。


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