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てっせん編み盛り籠その3(編み竹と縁竹の関係)

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鉄線編みの盛籠は、鉄線編みで編んだものを、円形に切り抜き、その円周と同じ長さの竹で輪を作り縁竹とします。この輪っかに切り抜いた編み竹つまり鉄線編みを押し込みます。

このとき、編み竹と縁竹の円周は同じなのですが、縁竹には厚みがありますから、その分内側は、編み竹より少し小さい円周になっています。そこに押しこむため、この差が籠の底のたわみを生み出します。

今回、縁竹が少し小さかったので押し込むのに苦労しました。

だからといって、縁竹が大きすぎると編み竹部分が抜けてしまい、うまく固定できたとしても、物を入れた場合の強度落ちます。また、小さすぎると押し込んでいる間に編み竹がバラけてきますし、そればかりか、縁竹が編み竹の力に負けて壊れるということにもなりかねません。

縁竹が小さいと押し込む作業に力がいるので熱くなり汗もかきますが、バラバラと崩れだすと冷や汗も流れてきます。何でも、ころあいというものがあるということなのでしょう。
(過去に同じような籠を作って苦労した事がありました。「教材番号19「麻の葉編みの盛り皿」」)

でも、この反り返りの力が編み竹が縁竹にしっかりと固定されるわけです。厚みのあるヒゴがしっかりと重なり編みこまれたてっせん編みはそれ自体がかなり強度のあるものとなります。それが、たわみの力を得てできあがる籠はちょっとやそっとではへこたれない強度を持ったものになるのです。

そして、厚みのあるヒゴを二枚剥ぎにしておく理由はここでのたわみを生み出すために柔軟性を確保しておく必要があるためだったのです。

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