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小正月には小豆がゆ

Azukikayu2016

小正月に小豆がゆを食べました。とはいえ、11日の話ですが・・・


成人式が1月15日ではなくなり、随分たちます。
子供の頃を思い出すと、小正月は成人式へ向かう女性の振り袖姿など華やかな雰囲気があり、小豆がゆを食べ、とんどさんなど正月のハレの日の最後の行事があ り、テレビでは成人の主張などの弁論大会が放送されたり、やはり、どことなく浮かれた感じがし、やはりハレの日だったのです。

でも、成人 式が移動するようになり小正月が休みではなくなり、それにあわあせて、私の集落では、とんどさんの日が移動するようになりました。成人の日には違いありま せんが、世間では15日という区切りが曖昧になり、小正月がどんどんと縁遠い行事となってしまったように思います。

それに、正月飾りをたくさん飾る家が減ったので、どんどさんにあつまる注連飾りも減ってきました。そういえば、正月に車にしめ縄を飾って走っている車を目にすることも無くなってきました。小正月には小豆がゆを食べて、そし て集落で集めた注連飾りや門松、年神様に備えた飾りや松や梅の花などを持ち寄った物を焚きあげて、正月の非日常から日常の生活への区切りとしました。私の 地方ではとんどさんと呼びますがどんど焼きや左義長など各地で色々な呼び名があります。この火で書き初めをもやし、灰が高く上がると字がうまくなるといっ て、子供のころはその高さに一喜一憂したものです。その昔には青竹を燃やして破裂しそうな位になったところで、石などに叩きつけ破裂する音で生まれてくる 子供が男か女かを占ったという事を、子供の頃に地域の人たちがとんどさんの火にあたりながら話していたのを聞いたことがあります。

寂 しいことです。商業主義に踊らされたようなイベント事には力を注ぐ人は多いのに自らの伝統を次の世代に伝えるということには、日本人は関心を持つ人が減っ ているのかもしれません。いや、もしかしたら、すでに伝えるべき伝統行事を受け継いでいない人が子供に伝えるべき行事が欲しくて、手軽な新しい物を取り入 れようとしているのかもしれません。

さて、そんないつもの愚痴を言っていてもしかたありません。
私は今年も、小豆がゆを食べ、とんどさん の火にあたり、残り火で、餅を焼き、虫や蛇などにかまれないようにまじないをしてきました。今年も心機一転、新しい年へと踏み出しました。小豆がゆの残り の小豆はぜんざいとして食べました。せめて我が家では節目の行事として残しておきたいと思っています。

小正月も終わりました。本年の目標とか色々とありますが、手始めに正月から食べ続けで少し重くなった体をもとに戻すことからはじめようと思っています。

「小豆粥すすりて今日は小正月 今年の暦は4日早くて」 幸雲
「ハレの日の気分を送る神の火に 残りし脂肪燃やす日始まる」幸雲

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