« 本かがり | トップページ | 情報と家畜化 »

油抜きと竹の栄養の関係の推測

Take20160819

青竹を割って立てておくと、竹の身の部分に多くの蟻がたかっていました。この様子を見て、竹の身の部分には糖分が多く残っているのだと思いました。

少なくとも油ぬきをした竹を割って立てておいても蟻がこんなに集まっているのは見たことがありません。よく見ると、表皮側ではなく、竹の内側に蟻がたくさん集まっているのがわかります。(ちなみに、この竹は昨年12月に切り、陰干ししてあったものです。)

このことから、竹の油抜きの処理は、水分だけではなく、やはり、栄養分にも影響を与えているのではないかと思うようになってきました。

実際に籠を編む場合は、表皮を使うため、竹の身に栄養分が残ろうと残るまいと関係ないと私は思いますが、保存という点から考えた場合はやはり影響を考える必要があるのかもしれません。

しかし、表皮を熱したからと言って、内側にある糖分まで表に出るとは考えにくいので、やはり熱で変質するのか、水分が抜けると臭いがしないので蟻もよってこないのか・・・。いずれにしても、竹の保管を考えた場合は重要な点かもしれません。

先日、推測を述べた時までは、私は竹の表面のワックスのような油成分を取り除くことにより内部の水分が外へ出るようにさえすれば油抜きの目的は達成できるというように考えてきました。

ですから、火を使わない油抜きとして本に掲載されていた木灰などのアルカリ性分を利用して表面の脂分を溶かすという方法でも良いように思っていました。
実際にこの方法でやっても乾燥すると完全とは言えませんが、白っぽい竹になります。

しかし、私はこの方法で処理した竹はどこか青竹っぽさ(註2)が残ったような感じがして、結局、火であぶる方法で油抜きをしています。

(註1)火を使わない油抜き:このブログでは、本の紹介として記事を書いたため、詳しく述べませんでしたがネット上にすでに書かれているので紹介しました。

(註2)青竹っぽさ:何が青竹っぽさかと考えるとやはり臭いかなと思います。竹を切ると切り株からじわじわと液が出てきて、やがて泡を吹いたようになり、臭い を嗅ぐと甘酸っぱいような臭いがします。これは、糖分などの養分が発酵しているのかもしれません。青竹を割った時にする臭いというのはこの栄養分の臭いな のかもしれません。実際に、青竹と油ぬきをした後の竹では臭いが違います。

<<追記 2016.8.24>>

このあと、観察しているとやがて、蟻が寄ってくることはありませんでした。やはり、乾燥して臭いがしなくなったからでしょうか。いずれにしても、ナマの竹の水分の臭いには蟻を寄せ付ける魅力があるということのようです。


油抜き関連の記事

|

« 本かがり | トップページ | 情報と家畜化 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41440/64091567

この記事へのトラックバック一覧です: 油抜きと竹の栄養の関係の推測:

« 本かがり | トップページ | 情報と家畜化 »