« 網代編みの籠 | トップページ | 地下に伸びた竹 竹雲斎襲名展 »

網代編みの小さな籠。本体部分完成

Photo20170618092644_0857

前回、網代編みの縁までを書きました。今回はかがりと足の部分までを作成しました。

今回の籠は、大部分がこれまで作った籠の端材で作り始めました。材料作りでまだ思うように作れないのが皮籐です。時間短縮のため、とりあえず、今回は端材で巻いて見ました。(・・・これが失敗でした。)

(*)サイズ
   直径 約8.5cm、高さ (籠のみ)9cm(足含む)10cm
   250mlペットボトルのボトルの円柱部分がすっぽり収まる感じです。

小さい籠ですが、これまで学んだものを詰め込んでやろうと思い、縁は飾り玉縁。縄目もいれることにしました。

Photo20170618092718_0858

これを教わった時にも一定のリズムで巻くようにと言われたのですが、合間仕事で作っているので、一気に巻けませんでした。すると、玉の並びが少しずつ違うようなってしまいました。

そして、大切なことは、籐の幅と厚みはが玉の美しさを左右するということです。当たり前の事なのですが、今回は端材ですので、微妙に幅が細かったり、厚みが薄かったりするものが含まれており、悔やまれることとなってしまいました。

網代の籠本体だけでは、柔らかく頼りないので、足を取り付けることにしました。これはすす竹を使ってみました。上部を米かがりで止めて、編みの時につけていた底の力竹をとり、新たにすすだけで取り付けました。籠をがっしりと安定させるため、力竹は少し太めに作り、端は足に開けた穴に差し込む足をことにしました。

柔らかいラインを出すため、これまで四つ目籠でやっていたように火曲げして少しカーブをつけています。もちろん、ガラスの上で二本の力竹をクロスしておいても安定して立つように調整しています。

これで安定するかと思ったのですが、やはり足をかがった米かがりの位置が高いのでぐらつきます。米かがりの位置を高くしたのは籠の口が小さくて手がはいらないからです。しかし、グラつきを止めなくていけないので、足の下の方でもかがりをいれる必要がでてきました。

米かがりをもうひとつとも考えたのですが、どっしりとした安定間を出したいので、大きめのネジくくりで止めて見ました。しかしこれが苦労しました。途中でやめておけばよかったという雑念も湧いて来ました。というのも、籠の中に手をいれて作業ができないのです。だましだましかがりましたが、本当に辛かったです。

最後に籠の足の微調整です。高さも測って作っているのですが、挿し込む穴の位置がわずかにずれてしまっているのか、ガタつきがでてしまいました。そこでヤスリで足の高さの微調整を行いました。

出来上がってみればこれがなかなかいい感じの籠になりました。心地良い重量感とぐらつきのない安定感。そして柔らかなフォルムと私好みのサイズ。すす竹の色具合もいい感じです。これに染色して漆を塗るとさらに重厚感がある籠になるのではないか。そんな期待も高まります。

でも、その前に、どんな手をつけるかということを考えねばなりません。

気づいたこと
・飾り玉縁でかがるときは、玉の大きさで印象が大きく変わる。それを念頭に皮籐の幅を決める。
・かがりは一気に同じリズムで巻いていかないと、途中でやめたら玉の並び具合が違ってしまう。

|

« 網代編みの籠 | トップページ | 地下に伸びた竹 竹雲斎襲名展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/41440/65426424

この記事へのトラックバック一覧です: 網代編みの小さな籠。本体部分完成:

« 網代編みの籠 | トップページ | 地下に伸びた竹 竹雲斎襲名展 »