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地下に伸びた竹 竹雲斎襲名展

東京の高島屋日本橋店で開催されている四代田辺竹雲斎 襲名展を見に行きます。
大阪での展覧会にも行きました。今回、わざわざ東京へも足をのばすのには訳がありました。

(東京へ向かう新幹線にて記す。2017/07/01 09:47)

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実は、私の家の竹藪でとった竹の根(地下茎)を使った作品が展示されているのです。その竹の根は変わっていました。まだ竹の根になっていない時から、私はどうなるのかを興味をもって見ていたものだったのです。先生と竹藪に行ったとき、すぐにこの竹の根に気づかれました。今回の襲名展の作品を作るにあたって、この根が必要だとのことで堀りにこられたのです。

根とはいえ、これは本当の地下茎ではありません。竹は春先に筍を出します。荒れた孟宗竹の竹藪では初期に生えた竹に栄養をとられて、梅雨が始まる頃にまでには遅れて出てきた筍はそのまま枯れてしまいます。しかし、筍をとるために管理している竹林では、最初から筍を掘り続けるため、遅れて出てくる細い筍がどんどんと成長してくるのです。

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そんな竹の中でも終盤になると地上に伸びずに地下に戻っていく筍がたまにあります。地下にもぐってそのまま腐ることも多いのですが、これは、地下にはいって、そのまま根になったものです。通常、地下茎の節の間には空間がなく繊維でつまっていますが、この根は当初竹になろうとしていたため、地上から地下のある長さまで、節の間に空間があるのです。いわば、地下に伸びた竹というレアなものです。 (参考:なんだこの筍は

そのいったん地上に出てまた地下に戻った部分が絶妙なカーブを描いています。先生はこの根を見つけた時に、地下に籠が見えるとおっしゃっていました。掘り出したのは見つけてから半年ほど後でしたので、もともとが筍だったので、当初より成長してしまい、大きすぎると悩んでおられましたが、加工をすすめるなかで縮んでいい感じのサイズになり見事に完成されたとのこと。(写真参照)

大阪展で拝見できると思ったのですが、東京展にむけて作成し出品するとのことでした。いったいどのように生まれ変わったのかが楽しみです。

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