カテゴリー「竹一般」の記事

竹のアトリエ かぐや姫

Kaguya20161216

京都西陣の片隅ある、古い木造家屋(会社かなにかの寮だったらしい)の中に、ガラス細工などのお店などが肩を寄せ合うように同居した小さなアートスペースがあります。その中に、竹製品を扱ったお店が11月26日にオープンしました。

アンティークな棚やテーブルなどの調度品で、落ちつたい雰囲気の中、伝統的な竹かごや竹のバック。そしてアクセサリーが並べられていました。

私が素敵だなと思って、買ったのは、「針山」です。
といっても、これがなかなか、センスがよくてかわいいのです。

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竹の構造とカビの科学的?な工芸的考察

Take20161002

以前、青竹に蟻がつくという話をしましたが、その竹をそのまま放置しておくと、台風の前後の蒸し暑い時に一気にカビてしまいました。

しかし、その竹をよく観察すると、やはり表皮から2mmくらいまではあまりカビがついていないのです。(写真では左側が皮側、右が竹の内側)

カビが好む条件等いうのは、温度、湿度、養分です。
つまり、湿度が高くなる、梅雨や湿度が高い気候はカビが好む条件ですが、その中でも、竹の内側つまり、身竹の部分に多く養分があり、そして、ヒゴを作る部分である表皮から少し内側の部分は養分が少ないのだと思います。

竹は繊維の束です。この構造が竹の柔軟性や強度に影響しているのだと思います。この構造がカビ具合と何か関係があるのでしょうか。

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害虫の発生と伐採時期との関係

竹の伐採時期は、以前、虫が少ないということだけではなく、作業の都合との関係もあるのではないかと推測を書きましたが、この本では科学的、統計的に考察を加えて害虫との時期とは関係があると解説していました。(参考文献:創森社 内村悦三 編 「竹の魅力と活用」 )

チビタケナガシンクイムシ、ベニカミキリ、タケトラカミキリについて竹の伐採時期と食害の多さについての比較が掲載されていました。
その結果、

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竹の害虫

食害の状態からここで紹介する便宜上、カミキリムシ系とシンクイムシ系に分類しておきます。画像はネットで検索するとたくさん写真があります。
 (参考文献:創森社 内村悦三 編 「竹の魅力と活用」 )

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竹材の食害

この夏、ちょうど梅雨が開けた頃のこと。割ってヒゴを取った余りの竹を立てて保管しているあたりを片付けようとした時のことです。

床に風邪薬のような顆粒状の粉が一面に散らばっていました。これは、虫の糞。やばいと思って、竹をチェックすると一本の竹を中心にして竹の皮側に小さな穴がたくさん開いているではありませんか!!

よく見ると、成虫もあるいています。3mmほどの小さな甲虫です。竹を食べる奴です。多分、シンクイムシ(もしかしたら、キクイムシだったかも)。カミキリの幼虫なら身竹を食べるので皮を使う籠の材料としては支障はないのだけれど、皮の部分に穴を開けられたらどうしようもありません。慌ててこの成虫が現れている竹やその周辺の竹を処分しました。

それ以後、出ていないので被害はそんなに広がっていないと思いますが、成虫も竹を食べるこのシンクイムシやキクイムシという奴らには困ったものです。

他の竹籠のブログを見ていたら食害の記事を掲載されていたので、少し手元の本をもとにして、竹の害虫について整理しておきたいと思います。

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竹の根、海を渡る

Takene201602272

筍の仕事の副産物して、竹の皮や竹の根があります。
竹の皮については、以前にクラフトをされる方に提供したという話をしましたが、今回は竹の根です。(2月の話です)

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竹の原点と人生の指針

Sikisi20160616

写真は、小学校の卒業記念に私が描いた絵に校長先生が揮毫してくださった色紙です。

私が竹が好きだというのは、このブログの古い読者の方はよくご存じのことでしょう。その竹の原点といえるものが、この色紙なのかもしれません。

小学生のころ、竹を細く割って掛け軸風のものを作ったり、竹トンボや竹馬を作ったりと竹にとても親しんで過ごしました。

6年生の時に、卒業記念に色紙を描くことになりました。
墨書に似合う絵がいいと思って、結構悩み、竹にしました。竹の節の部分を白く抜き、節間だけを描くという竹の絵は、包装紙か何かにあったものを真似て描きました。

それから数十年。いまだに、竹が好きというは、なんだか私の人生の方向を決めた絵といってもいいのかもしれません。

私は、この絵に添えてもらう文章は、卒業後に何か指針となるかっこいい文がいいと思って、ことわざ辞典などで探しました。

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竹の紙ナプキン

Takenap20160611

妻が竹好きの私のためにいいのを見つけたと仕事帰りにお土産を買ってきてくれました。

それは、緑色が涼やかな竹林をデザインした紙ナプキン。おお、すごい。竹柄デザインを好む私にとってはとても面白い一品でした。

表のラベルはすべてアルファベット。KYOTOと銘打ち京都土産を強調しています。和風のデザインで、いかにも海外からの観光客を狙ったような商品です。

しかし、この竹のデザイン。なんとなく京都を感じない。どちらかというと中国を感じる。そう思って裏面のラベルを見ると、Made in China。やっぱり中国の竹林の図でした。

京都と銘打つ商品なのに中国製品。これって、如何なものか・・・。
中国人観光客がうっかり買って帰ったらがっかりな商品ですね。

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今年初の筍

先日、竹藪に行ったら地割れがポツポツとあって、筍の季節到来だなと感じました。

気温が比較的高く、早くも桜の花が咲き出しました。そんな気温の高さに筍も敏感です。いつもよりも早く大きくなっていることでしょう。

今日から、両親は筍を掘り始めました。忙しい季節が始まります。しかし、我が家の竹林は裏年にあたるため、もしかしたら収穫は少ないかもしれません。

以前は竹の表裏はそんなに明確に出ていなかったように思うのですが、ここ数年、気候の変化の影響か、顕著にでるようになってきています。
出すぎても忙しくてたまりませんが、出ないと両親の収入が減ってしまうのでそれなりに出てもらわないと困るのですが・・・どうなることか。

Takenoko20160328

さて、冬の間は缶詰の筍ばかりを食べていましたが、今夜は今年初めての筍の若竹煮です。ほのかに残るエグ味が冬の間に眠っていた体を起こすようです。やはり缶詰とは違って、春の生命エネルギーが宿っているそんな気がします。

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放置竹林整備マニュアル

竹林に慣れ親しんだ私にとって、人の手が入らず荒れていく竹林をみるのは、心を締め付けられる思いがします。手入れの行き届いた竹林をみて育っているからということもあります。しかし、それだけではなく、筍の栽培のため少しずつ手をかけてきた代々の人々の思いや生活が積み重なった姿がその美しい竹林をかたち作っていることを無意識のうちに感じているからだと思います。

その美しい竹林が荒れていくこと。それは、そこで生きた人々の積み重なりや思いが消えていくことの象徴でもあるのです。私にはそう感じてしかたないのです。
農村の景観は景観のためだけに保全されていたのではなく、経済的な活動や生活の結果としての作り出されたものです。現在、それが壊れつつあるということは、自然が人間社会から切り離されつつあるということなのかもしれません。
最近、私はそんなことをよく考えるようになりました。

さて、竹林整備がただ竹を切ることだけのことではなく、何か経済的メリットがないとなかなか進展しない。そんなことを思っていたところ、偶然おもしろい放置竹林整備のマニュアルがありましたので紹介します。

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